プサン(釜山)市に降った集中豪雨で地下車道から抜け出せず、死亡した3人の遺族が政府と釜山市に向けて、きちんとした事故説明と慰労を訴え、国民請願文を掲示した。

遺族のうち20代女性の叔父だと名乗るA氏は28日、青瓦台(大統領府)国民請願掲示板に「大統領!  人が先でしょう?  合っていますよね? 」というタイトルの請願文を掲載した。

A氏は「釜山市内で3人が溺死しました。大統領もご存知の釜山駅近くにある埠頭へ向かう地下車道です」とし「釜山は一夜にして建てられた都市ではないのに、都市の真ん中で人が溺れて死んだのです」と書き込んだ。

続いて「事故当日、キョンギド(京畿道)ファソン(華城)市で仕事をしていたが、午後11時30分ごろ、一番上の姉から電話を受けて釜山に向かう途中、姪が死亡したという知らせを聞いた瞬間の録音があります」とし「この知らせを妻に伝えた瞬間の録音もあります。聞いていただければ、今この国がどのように動いているのか判断できるようです」と書いた。

A氏はムン・ジェイン(文在寅)大統領に「聞いてみますか。いつでもお送りします。 聞きたくなくても聞けるようにインターネットに接続します」とし「姉との通話、妻との通話中に私の名前と娘の名前が出ますが、その瞬間を国民と共有します」と明らかにした。

A氏は自身がビョン・ソンワン(邊城完)釜山市長権限代行と民主党釜山市の党関係者らと会って面談をした当事者であることを明らかにし、文大統領の連絡を待つという言葉で書き上げた。

A氏が持っている録音ファイルには、事故直後、姪の死亡の知らせを聞いた時の悲痛さが録音されている。

また、27日に他の遺族と共に釜山市を訪れ、権限代行に会おうとしたが、門前払いされたと主張した瞬間と、その後に民主党釜山市の党を訪れた状況が含まれているという。

遺族たちは、釜山市と管轄の区役所などを相手に民事訴訟を起こす準備をしている。

現在、この請願文は1日で事前同意条件の100人以上を超え、まもなく一般に公開される予定だ。

一方、この時の事故は大雨警報が出されて以来、地下車道が統制されておらず、行政安全部が豪雨時の地下車道管理指針などを守っていなかったことが分かり、行政当局の安易な認識が作り出した人災という指摘が出ている。

警察は、地下車道事故と関連して責任の所在を明確にするため、担当チームを設置し、捜査に着手している。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 7/29(水) 22:03
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