就職しない若年層、過去最多の166万人

韓国統計庁によると、学校を卒業または中退後に就職していない若年層(15〜29歳)が、2020年5月に過去最多の166万人に達したことが分かった。新型コロナウイルス感染症の流行による雇用環境の悪化が要因とみられる。

若年層の非就業者のうち、就職活動や職業訓練などをせずに過ごす人の割合は23.9%と、前年同月に比べ2.3ポイント上昇した。就職に向けて公務員試験や就職試験の準備をする人は80万4,000人と、過去最高となった。

5月時点での若年層の数は前年同月比13万9,000人(1.5%)減の893万4,000人だったが、このうち経済活動人口は419万6,000人で19万4,000人減少した。

就職難により卒業を遅らせたり休学したりする人も増えた。4年制大学を卒業するまでの期間は平均5年1.5カ月で、前年同月より0.4カ月延びた。休学したことのある大卒者の割合は47.0%で、1.2ポイント上昇した。

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