韓国銀行は、日本が長期不況でも海外投資により、経済的地位を維持しているとして、低成長・少子化など、日本と同様の問題を抱えている韓国も海外進出のための政府の積極的な支援が必要だと明らかにした。

韓国銀行は2日、「海外経済フォーカス:日本の最近の海外直接投資動向と示唆点」で、「日本は高度成長期から継続的な海外投資を通じて、世界最大規模の海外純資産を蓄積しており、これをもとに、長期間の不況にもかかわらず、現在の経済的地位を維持している」と述べた。

昨年における海外資産から発生する日本の投資所得は、約1909億ドル(約20兆円)で、米国の2570億ドル(約27兆円)に次いで世界第2位の水準だ。

韓国銀行は「日本の海外投資は、証券投資を中心に着実に増加してきたが、最近では、直接投資規模が急速に拡大している」とし「証券投資と準備資産は、収益追求と為替の安定効果があり、直接投資は、貿易障壁の回避、生産コストの削減、新規市場の開拓などに肯定的な影響を与える」と分析した。


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