【ソウル聯合ニュース】韓国政府系シンクタンク「東北アジア歴史財団」は3日、旧日本軍と日本政府の慰安婦関連公文書と翻訳文を収録した「日本軍慰安婦問題資料集(全2巻)」を発刊したと明らかにした。

 1巻では旧日本軍と日本政府の慰安婦募集・移送資料、2巻では慰安所の運営実態と戦後の慰安婦犯罪処罰に関する資料を収録した。

 日本の軍と政府、地方行政組織が緊密に協力して慰安婦を組織的に動員し、違法行為を黙認・ほう助したほか、旧日本軍が慰安所を設置して管理・統制したこと、慰安婦被害者が強制的な状況に置かれていたこと、慰安婦制度が当時の国内法・国際法に反していたことなどを示す資料が収録されている。

 同財団のチョ・ユンス日本軍慰安婦研究センター研究委員は「これまで慰安婦に関する研究と成果が多くあったが、最近は慰安婦を巡る議論が強制動員と性奴隷という事実を否定する1990年代初めに戻ったかのようだ」として、「資料集を通じ、慰安婦動員と慰安所の設置・管理が日本軍と日本政府の主導で行われ、違法行為が行われた事実を明確に整理したかった」と語った。

Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 8/3(月) 12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdab16f92036bf9f7b96409a94065160e9e3c89c