2020年8月4日、韓国・ソウル新聞は、韓国の気象庁が「誤報庁」や「中継庁」と皮肉られている現状を伝え、その理由について報じた。

記事によると、40日以上続く梅雨や記録的な6月の猛暑を記録した韓国では、気象庁が立て続けに予報を外し、猛批判を浴びている。

気象庁の6月から7月にかけての気象予報は気温や降水量など予測の大半が大きく外れ、ネット上などでは「誤報庁」「中継庁」とやゆされているという。

しかし、記事は「政府機関だけの過ちとは考えられない問題だ」と指摘している。

韓国では正確な予報のためスーパーコンピューターや人工知能(AI)、ビックデータなど最先端技術が投入されているが、専門家は「地球温暖化による気候変動のため、AIが学習しなければならない過去100年の気象データが無用の長物になりかねない」と説明。

Kウェザーのパン・キソン所長は「気候災害に対する国レベルの備えが必要だ」と話しているという。

これを受け、韓国のネット上では

「気候変動ね(笑)。地球上で韓国だけ気候変動が激しいの?」
「日本の天気予報を見たほうがいい」
「もう期待もしてない。当日の天気中継さえしっかりしてくれればいいよ」
「この調子なら気象庁じゃなくて気象研究機関にして、大幅な人員削減をした方がいい」
「国家予算がもったいない。気象庁は廃止すべき」


など気象庁に対する厳しい意見が相次いでいる。また、

「最近じゃ一貫して『雨』予報で警報を出しまくってる」
「『所により』とか『時々』って言葉を多用してごまかしている」

などの指摘も出ている。


2020年8月6日(木) 10時20分
https://www.recordchina.co.jp/b825928-s0-c30-d0127.html