【北京共同】中国のレアアース(希土類)の輸出量が今年初めから目に見えて減少していることが15日分かった。7月は前年同月比69.1%減にまで落ち込んだ。軍事を含むハイテクで中国産に依存する米国への輸出が滞れば、米中対立の新たな火種となりそうだ。中国がトランプ政権による中国企業排除の報復手段に使う可能性もある。

 中国税関総署によると、7月のレアアース輸出量は1620トンにとどまった。前年同月は5243トンあった。

 減少は4月以降、顕著に。コロナ感染拡大が原因とみられるが、米国はレアアースの8割を中国に頼っており、今後、中国が輸出制限に動くことも考えられる。

共同通信 8/15(土) 16:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8d2fda6d815c3d134e39f07a1b8232fe848259