新型コロナウイルスの影響で、自宅で食事をする人が増えたことから、今年上半期の国内の即席麺の売り上げ高が半期基準で過去最高の1兆1300億ウォン(約1007億8700万円)を記録した。

 ニールセン・コリアが20日に明らかにしたところによると、今年上半期の国内の即席麺売り上げ高は1兆1300億ウォンと集計された。これは前年同期比7.2%の増加だ。新型コロナウイルスで即席麺の購入方式も変わった。新型コロナウイルス流行以前、即席麺は主に大型スーパーや近所の小さなスーパー・コンビニエンスストアなどで購入するケースが多く、インターネット販売の割合は高くなかった。ところが、新型コロナウイルス流行でネットによる購入が広がり、ネットでの即席麺販売も増加した。大手食品メーカーの農心によると、今年上半期に同社がネットを通じて販売したラーメンは400億ウォン(約35億7000万円)で、前年同期に比べ2倍近く増加した。

 販売されている即席麺の種類にも変化があった。コンビニなどでよく売れるカップ麺の売上高は減り、家で作って食べる袋入りラーメンは売上が増えた。昨年、即席麺全体の37.5%を占めていたカップ麺の売り上げシェアは、今年上半期は34.3%に減った。農心関係者は「袋めんはカップめんに比べ安価で量が多く、家族の食事用として良い上、非常食としてまとめ買いした人も多かった」と話している。

イ・ソンウォン記者


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/08/21/2020082180002.html