0001昆虫図鑑 ★
2020/08/28(金) 13:18:43.21ID:CAP_USERまず、日本と中国が自国の文化を西洋に持ち込む時期に大きな差があったことを挙げている。日本はペリー来航から一時期の葛藤を経て比較的速やかに国を開き近代化を進め、早い段階で西洋文化との交流を加速させたのに対し、清朝は排外的な政策を頑なに続けたことで西洋との文化的な交流が大きく遅れてしまい、その間に日本が東方文化の代表者になったのだとした。
次に、日本と中国では西洋との「距離感」に違いがあると指摘した。明治維新以降日本は大々的に西洋の文化や制度を取り入れ、現在に至るまでその姿勢は変わっていないと紹介。これにより西洋人は日本を「優れた弟分」と認識するようになっており、西洋メディアも日本や日本文化に対して好意的な姿勢を持っているため、日本文化を西洋に拡散、普及させやすかったと説明した。
さらに、日本の文化輸出戦略が優れており、今なお中国が及ばない状況にある点にも言及。中国の文化コンテンツやその輸出戦略は日本ほど精緻で細やかなものでないうえ、欧米人のテイストに合わせて変えられる部分を変えるという姿勢を持ち合わせていないと伝えている。
そして最後に、中国の文化と西洋文化に存在する非常に大きな違いによって、西洋人に中国文化がなかなか受け入れられないという現状がある点も指摘した。記事は、その例としてプライバシーの観念についての違い、親孝行が子どもの責務だとする認識の違い、そして、性に対する開放性の違いという3点を挙げ、これらの認識の溝を埋めることがなかなか難しいのだとした。
今後、世界各国において中国や中国人の影響力が高まるとともに、これまで多くの西洋人が抱いてきたという「日本文化イコール東方文化」という認識は変わっていく可能性がありそうだ。
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