2020年10月9日、韓国・ソウル新聞は、火災が相次いでいた現代(ヒュンダイ)自動車の電気自動車(EV)「コナ・エレクトリック」について、原因はバッテリーだと判明し、リコールが実施されると伝えた。同車の火災は18年5月から今月にかけ、12件報告されている。

記事によると、国土交通部は8日、調査の結果、バッテリーセルの製造不良が火災の原因である可能性が確認されたと発表した。現代自は「当局の公式の調査結果が出てから対処する」との姿勢を示してきたが、これを受けて初めて責任を認めたといい、リコールの実施とともに自動車安全研究院と共同でより具体的な原因把握に向けた調査を引き続き行うとしている。

一方、このバッテリーを製造したLG化学は、国土交通部の発表と現代自の姿勢を否定している。「火災の正確な原因が究明されない状態での発表だ」「現代自と実施した再現実験でも火災は起きておらず、バッテリーセルが原因だと断定することはできない」と反発しているという。

韓国のネットユーザーからは「(現代自は)自分たちの損失を軽くしようと、バッテリーの欠陥ということにしようとしてる」「これで自分たちは被害がなくなるもんな。責任転嫁している」「どうりで素直に認めるわけだ」「バッテリーセルの問題?コナだけ?LGのバッテリーセルはコナにしか搭載されてないの?」「LGが納品したテスラにはこんな問題ないけど?」「LGを信じる」「LG化学さん、現代には納品しないほうがいい。世界は広く、取引先は多い」など、現代自批判とLGへの激励の声が寄せられている。
(翻訳・編集/麻江)

2020/10/11 16:53 (JST)©株式会社 Record China
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