来年の2020東京オリンピックが9ヶ月余り先に迫った中、選手団の放射能安全対策を憂慮する声が出ている。

国民の力、キム・ヨンシク議員は大韓体育会が提起した東京オリンピック選手団の放射能安全対策に対して原子力安全委員会が諮問要請を断ったと明らかにした。キム・ヨンシク議員は大韓体育会を通じて選手団危機管理対策を確認した結果、危機管理マニュアルが現在も用意されていないと指摘した。

大韓体育会は現在の大会のうち発生可能な危機(判定是非、一般事件・事故、IOC規定、放射能、戦犯旗、独島(ドクト、日本名:竹島)、猛暑、病気、地震など)に対して「危機管理体系構築」研究サービスを進めている。

特に大韓体育会はサービス機関を通じて放射能(選手団安全問題)と関連して原子力安全委員会に諮問を要請した。しかし、原子力安全委員会は委員会が判断する事項ではなく、公示された資料を基に大韓体育会が自主的に判断せよとの返事を出した。

大韓体育会が諮問した内容は選手団の安全と直結している。特に野球競技場は福島原発事故地からわずか70キロしか離れていない場所だ。また、日本政府は福島産農畜産物を選手団に提供する方針を変えていない。かつてのどの時より放射能から選手団の安全を守ることが急務だ。

キム・ヨンシク議員は「原子力安全委員会が選手団の放射能安全性に関連して何もしなくなっているという点が真に衝撃的」としながら「大韓体育会の安全諮問要請さえも断ったことに驚きを禁じ得ない」と話した。

合わせて彼は「今からでも原子力安全委員会も東京オリンピックに出場する選手団と家族を安心させるために放射能安全対策樹立に参加しなければならない」と強調した。

パク・テウン記者

ソース:韓国スポーツ経済(韓国語)"東京オリンピック放射能安全管理不十分"
http://www.sporbiz.co.kr/news/articleView.html?idxno=472099