韓国のアイドル、イ・ヒョリやBTS(防弾少年団)が最近、「歴史侮辱」を主張する中国から攻撃を受けた。さらにBLACKPINKは手袋を着用せず中国の国宝のパンダを触ったとして非難を浴びた。

このようなK−POP叩きが続く中、韓国・中国ネットユーザーの間でも緊張感が漂っている。韓国側ではK−POPに対する牽制心理から中国が難癖をつけているという声が多い。最近、中国が愛国心中心の思想教育を強化している点も理由に挙がっている。一方で、韓国側の対処に失望を表すコメントも少なくない。以下、韓国側のネット上の声を紹介する。

「本当に気分が悪い。何様のつもりで韓国の芸能人を検閲するのか」

「中国のこうした態度を見ると、K−POPの影響は非常に大きいようだ」

「悔しいからわざとこのようなことをする。アイドルのおかげでアジアといえば韓国というイメージが固まっている」

「もうパンダは見たくなくなった。中国に送り返せ。なぜ貴賓待遇をして育てなければいけないのか」

「返せ。数頭を渡しておいて管理のための人材派遣費、竹代など1頭あたり数十億ウォンを受けるようだ。お前たちの国宝だからお前たちが持っていけ。国宝を海外に置いていいのか」

「中国の高官が海外を訪問しながら両国の友好を記念するといってパンダを持っていき、国と国のレベルで贈り物をするが、保護費は自分たちが出さなければいけない。お金を取られるということだ。国家間の贈り物なのでこれ返せば事実上国交を断絶しようということになり、返すこともできない」

「中国は愛国でなく国粋主義だ。他国の文化と世界の人々を包容する寛大な心がない文化だ。経済は発展したが、成熟していない市民意識と不足する認識体系のためだ」

「中国のいわゆる愛国主義思想教育はむしろ時間が経つほど深刻になっている。最近の若い人々の歴史意識は中華思想にかなり染まっている」「結局、文化戦争に入ったのではないだろうか。中国には韓国文化の成長が最も大きな脅威になるしかない」

「本当に中国の国粋主義、偏狭な教育は大きな問題だ。隣国の固有の衣装も自分たちのものと言い張る。自分たちの国は力があると思って調子に乗っているのだろうが、とんでもない井の中の醜い蛙だ」。

◆韓国側の対応に不満を表すコメント

「中国の市場が大きいのは分かるが、だからといって引き下がる企業には失望する。こうした状況を傍観するだけの政府にも本当に失望する」

「そこでどうして販売中止にするのか。そういう態度を見せるから中国は自分たちが正しいと言い張る。中国市場があまりにも大きいからそうだろうが、堂々と話せない姿にはいら立つ」

「韓国企業が販売を中断して広告を下げるのは本当に恥ずかしい。言ってはいけないことを言ったわけでもないのに、そのような対処しかできないのか」

中央日報日本語版 11/7(土) 13:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/fec6b3891745eb50d1031d856e45a3cf4d6a457f