(台北中央社)警政署(警察庁に相当)刑事警察局は7日、拳銃の実弾10万発余りを不正に輸入した疑いで貿易会社を経営する男を逮捕したと発表した。台湾で押収した実弾の数として今回が最多だという。

同局によれば、警察は今年6月、貿易会社を通して大量の弾薬を密輸しようとする者がいるという情報を入手。高雄地検が追跡したところ、先月29日、桃園空港で無申告で持ち込まれた実弾10万200発が見つかった。押収された実弾のうち、9ミリ弾がほとんどだという。

輸入者の男は今年初めに南部・高雄で銃の部品や弾丸などの輸入を扱う会社を設立。東地中海の島国キプロスから散弾銃の弾丸を合法的に輸入していた。

調べに対し男は「受注先の手違いだ」と容疑を否認。警察は銃砲弾薬刀剣類管制条例違反の疑いで男を高雄地検に送検した。

(劉建邦/編集:荘麗玲)

中央社フォーカス台湾 2020/11/07 20:32
https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202011070006.aspx

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押収された実弾の一部=刑事警察局提供