米国製薬会社ファイザーとドイツ製薬会社BioNTechがともに開発する新型肺炎ワクチンの供給契約が
日本・米国・欧州など主に先進国で80%以上締結されたことが分かった。

BBC放送などは11日欧州連合(EU)がファイザーと新型肺炎のワクチンを最大3億回分供給される契約を締結したと伝えた。
ファイザー社のワクチンは1人が2回を打つ必要があるため、計1億5000万人分だ。

ファイザーは今年最大5000万回分の新型肺炎ワクチンを生産でき、来年には最大13億回分を生産することができると明らかにしたことがあるが、
すでに11億回分程度は先に購入された。欧州連合が3億回分を確保し、米国も7月ファイザーと1億回分のワクチンを供給され、
さらに5億回分を購入できる契約を締結した。米国と欧州が全体生産量の3分の2をあらかじめ確保した。

このほか、英国(4000万回分)と日本(1億2000万回分)、カナダ(2000万回分)、
ニュージーランド(1500万回分)などがファイザーとワクチン契約を締結した。韓国はまだ購入契約を結ぶことができなかった。

国際アムネスティは9日、ファイザーのワクチンに効果が良いという便りに「すごいニュースだが、
すでに豊かな国と10億回分以上のワクチン契約が締結され、4分の1も残っていない」として
「このような取り引きは科学的な革新の潜在的利益を傷つける恐れがある。ファイザーは中低所得国家が最大限ワクチンにアプローチできる方法を明確にすべきだ」
と指摘した。
https://japanese.joins.com/JArticle/272263?servcode=A00&;sectcode=A00