2020年11月20日、韓国・ニュース1は、香川県坂出市沖で修学旅行中の小学生が乗った旅客船が沈没した事故について「教師と乗務員らの冷静な対応が大惨事を防いだ」と伝えた。

事故翌日の20日、記事はNHKの報道を引用し、詳細に報道している。船には修学旅行中の小学生52人、引率教師5人、ガイド2人、乗組員3人が乗っており、浸水が始まってから船内の照明が切れるなど多少の混乱はあったが、乗務員らがライフジャケットを配布。児童らも落ち着いて行動し、船が沈没する前に全員がライフジャケットを着用して、乗務員の指示に従い海に飛び込み、救助を待ったと伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「本当に良かった」「子どもは国籍に関係なく大切な存在だ。助けてくれてありがとう」「さすが日本。きっと事故への備え、マニュアルが完璧だったはず。船長、乗組員、乗船客全員が冷静に行動したんだろう」など、人命被害がなかったことを喜ぶ声が寄せられている。

また、高校生ら304人が犠牲となった2014年のセウォル号沈没事故を思い起こしたユーザーが多く「セウォル号もきちんと対処してさえいれば、全員助かったかもしれないのに。残念でならないし、腹立たしい」「(セウォル号事件で犠牲になった)子どもたちよ、ごめんなさい」「この子たちは救助されて本当によかった」「この船の船長は逃げ出さなかったようだな」「あの日の記憶がよみがえって苦しい」「子どもたちに罪はない。痛みを知る私たちだからこそ、本当に幸いだと思う」などのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

https://www.recordchina.co.jp/b854830-s0-c30-d0144.html