【ソウル聯合ニュース】韓国国会は14日、本会議を開き、北朝鮮に向けた体制批判のビラ散布の禁止などを盛り込んだ「南北関係発展に関する法律」の改正案を賛成多数で可決した。

採決には与党「共に民主党」のほか「開かれた民主党」など進歩(革新)系政党が参加し、保守系最大野党「国民の力」は欠席した。

 改正案は、北朝鮮との軍事境界線一帯でのビラ散布、拡声器での放送など南北合意書に違反する行為を行った場合、3年以下の懲役または3000万ウォン(約260万円)以下の罰金を科す内容。

 共に民主党は、南北境界地域の住民の安全を守るためにやむを得ない措置だとの立場だが、国民の力は憲法が保障する表現の自由を過度に制限するとして反対してきた。

 国民の力は前日夜から採決を阻止するためフィリバスター(無制限討論を通じた合法的な議事進行妨害)を行ったが、共に民主党が主導した強制終了動議が可決され1日で終了した。

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ソース
聯合ニュース 2020.12.15 08:43
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201215000200882?section=nk/index