自由民主主義は人類が作った偉大な価値であり持続可能な目標だ。それは「天意は民にある」という古い東洋政治哲学の実現でもある。大韓民国は植民支配後、独裁を克服して民主化を成し遂げた。そして、新しくて発展した真の民主主義の実現のために継続して前に進むだろう。大韓民国の政治の状況はすべてこのような過程に属していると言える。

日帝の植民時代である1919年、3.1万歳運動は朝鮮王室が崩れ求心点がない状況でも民自ら全国的に立ち上がった国民抵抗だったことを日本国民は知るべきである。このような非暴力運動は日帝によって凄惨な殺戮が行われた。それは壬辰倭乱当時、民を捨てた朝鮮王朝に代わって民自ら義兵を起こし、豊臣軍に対抗して勝利した歴史を共にするということだった。

壬辰倭乱当時、日本軍の首脳部はこのような朝鮮王朝の存在価値を理解できず、慌てて結局敗北した。その様な固有の韓半島の自主的歴史が日帝を通じて無慈悲に抹殺され、今も歪曲されている事実を日本国民は知るべきである。

「人を広く利する」という理想的で歴史的にも悠久な建国理念で、5,000年の歴史を韓半島でそのアイデンティティを持って生きてきた全世界唯一のこの国に対し、これ以上ねたましく思うなと私たち国民は言っている。

日本国民に告げる。

日本国民は密室で作られた総理が自分たちを代表しているにもかかわらず、日本国民は自分たちの国が自由民主主義国家を代表すると考える。既得権政治勢力が他国を侵略し戦争を起こして結局国を滅ぼしたのに、彼らに責任を問うこともしなかった。または、彼らが民主主義の仮面をかぶって政治を世襲し、自分たちを70年以上支配して政経癒着で汚された社会不条理が蔓延していることにも目をとじているのが日本の現実である。

「韓国人は日本人を許す準備ができている」「疑うなら韓国にきてみなさい!」どこの誰もあなたを日本人という理由で害する韓国人はいないはずだ。これは韓国人が持っている歴史的自信から始まったことだ。

日本国民は知るべきである。

第一に日本帝国主義は加害者の歴史だ。日本が私たちに屈辱的な支配を強要しただけでなく、太平洋戦争を起こして強圧で私たち民族60万人以上を犠牲にした明らかな加害者だ。

第二に日本は自ら加害者だと思わない。原爆被害で責任逃れのように修正主義の歴史を古代から現代に至るまで組織的に再生産する姿勢を継続している。そして国家間の秩序は弱肉強食によって支配されるという前近代的思考に捕われ、自らを正当化している。

第三に非民主的独占権力を容認している。そして嫌韓が存在し、これを政治に利用可能なように日本国民が放置している。独占権力は内部の不合理性に対し外部から名分を探し、さらには戦争までも辞さない。日本の帝国主義はそうであったし、今でもこれを踏襲している。正しい民主主義はこれを正当化しない。

第四に独島(ドクト、日本名:竹島)が日本領土という主張は卑劣だ。日本の主張は1951年サンフランシスコ平和条約から独島が抜け、1965年独島密約によって終結した事案だと話す。清日戦争で勝利して下関条約で奪った釣魚島や1945年ヤルタ協定によりソ連に奪われたクリル列島、北方4島に対する日本の立場は同じ基準を適用することが正しいからだ。何を主張して何を譲歩するかの問題は単純で明らかだ。

韓国と日本は「中国とロシア」という伝統的な強大国に向き合っている。また、この国家は歴史上の伝統的な覇権国家だった。これらの膨張本能が歴史的必然という事実は私たち両国の国民が皆知っている。そのため、韓・米・日同盟が堅固でなければならない現実的な理由となる。しかし、敗北した戦争でまだ軍国主義の雲をつかむような夢を見る政治家たちが日本人を支配する限り私たちは東北アジアの平和を共にすることはできない。

ヤン・ドンイク済州(チェジュ)取材本部長
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ソース:全国毎日新聞[ヤン・ドンイクの視線]日本政府のガラパゴス-日本国民が変わらなければならない(l)
http://www.jeonmae.co.kr/news/articleView.html?idxno=826476