米シンクタンク“新アメリカ安全保障センター(CNAS)”のキム・ドヨン上級研究委員は2日(現地時間)、韓国のムン・ジェイン(文在寅)政権が米国と中国の間に挟まれて ややもすると東北アジアの民主主義同盟で最も弱い関係になるかもしれないと指摘した。

キム委員は外交専門誌“ディプロマット”とのインタビューで「文大統領は、ジョー・バイデン米政権が北朝鮮問題に対する文大統領のアプローチ方式に重きを置くことを期待しているようだ」とし「しかし 文政権は、中国の高まった同盟への期待に応えなければならない」と語った。

つづけて「北朝鮮への具体的なアプローチ法を含めた戦争抑制・人権・中国・日本との3か国協力などで、ドナルド・トランプ前政権を越える同盟関係には“亀裂”がある」とし「文大統領とバイデン大統領は、速やかに解決しなければならない」と語った。

また キム委員は「中国は、米国が主導する反中運動に韓国が参加することを遮る努力をしている」とし「これが より強くなってくれば、中国に対処するための米国の民主主義連合で、韓国は最も弱い関係となる可能性がある」と語った。

更に キム委員は、文大統領の任期末の南北関係について「文大統領に不利な可能性が高い」とし「北朝鮮は長い間、文大統領スタイルの南北プロジェクトには関心がないことを明らかにしてきた」と説明した。

つづけて「北朝鮮は、韓国が米国と合同軍事演習を中断し、防御のための先端・在来式装備を求めることを自制することを願っている。また ビラ散布禁止法を制定し、北朝鮮の地方政府のようになることを願っている。そうしてこそ 北朝鮮が南北関係の正常化を検討できるというのが、北朝鮮の立場だ」と語った。

キム委員は「文大統領は、バイデン大統領とキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮労働党総書記を納得させ 互いを会わせることが容易ではないことを、まもなく発見することになるだろう」と語った。


2021/02/03 15:43配信 Copyrights(C) News1 wowkorea.jp
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