韓国野球委員会(KBO)が4日発表した選手登録現況によると、今年のプロ野球選手の平均年俸は1億2273万ウォン(約1172万円)で、昨年の1億4448万ウォン(約1379万円)より15.1%減少したことが分かった。これは過去最大幅の減少だ。平均年俸は2019年に1億5065万ウォン(約1437億円)の過去最高額を記録した後、昨年に続き2年連続で減少した。

 10球団の年俸総額も739億7400万ウォン(約70億5400万円)から652億9000万ウォン(約62億2600万円)へと約86億8000万ウォン(約8億2800万円)減少した。ベテラン選手の引退や新型コロナウイルス感染症の影響で観客収入が減ったのが、過去最大幅の減少の要因だ。

 球団別平均年俸減少1位は起亜で、昨年の1億4657万ウォン(約1398万円)から今年は9030万ウォン(約860万円)へと38.4%も減少した。ロッテは1億6393万ウォン(約1560万円)から1億235万ウォン(約977万円)へと−37.6%、ハンファが1億1198万ウォン(約1070万円)から7994万ウォン(約760万円)へと−28.6%、LGは1億6148万ウォン(約1540万円)から1億2898万ウォン(約1230万円)へと−20.1%など、20%以上の平均年俸減少を記録した。

平均年俸1位は新世界Eマートで、昨年の1億4486万ウォン(約1380万円)から2935万ウォン(約280万円、20.3%)増の1億7421万ウォン(約1660万円)だった。2位は昨年韓国シリーズで優勝したNCで1億4898万ウォン(約1420万円)だ。

 選手別では秋信守(チュ・シンス)=新世界=が年俸27億ウォン(約2億5770万円)でKBOリーグ最高年俸選手になった。NCの梁義智(ヤン・ウィジ)とキウムの朴炳鎬(パク・ビョンホ)が15億ウォン(約1億4300万円)で2位タイ。投手の最高年俸はサムスン呉昇桓(オ・スンファン)の11億ウォン(約1億500万円)だ。

 今年の韓国プロ野球は監督10人、コーチ248人、選手612人の計870人という態勢になる。投手が314人で、全ポジションの半数を上回る51.3%だ。以下、内野手145人(23.7%)、外野手103人(16.8%)、捕手50人(8.2%)の順となっている。

チョン・ビョンソン記者

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