河野太郎行政改革担当相は29日夜のインターネット番組で、政府が調達した新型コロナウイルスワクチンを、ワクチン不足に悩む台湾へ提供する検討に入ったことに関し、「東日本大震災の時、台湾には義援金などでお世話になった。困っている時はお互い様だ」と述べた。台湾は2011年の東日本大震災の際、200億円超の義援金を被災地に送っている。

 台湾向けのワクチンとしてアストラゼネカ社製が挙がっていることについては「ファイザーとモデルナは非常に低温で保管・運搬しないといけない。アストラゼネカは冷蔵庫で保存でき、その程度の冷蔵で運搬もできる。一番使いやすいアストラゼネカを台湾に少し支援したらどうか、という議論になっている」と説明した。【堀和彦】


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