桜は排除、BLACKPINKは韓国の手柄…?韓国人の「度を越えた愛国主義」に専門家が警鐘
レコードチャイナ

2021年5月26日、韓国・朝鮮日報は、韓国産を表す「K-〇〇」という表現に疑問の声を上げた専門家の論評を紹介した。その専門家は著書「韓国的なものはない」で知られる哲学者のタク・ソクサン氏で、「韓国固有の文化に対する過度な執着心から脱さなければならない。大切なのは韓国的な文化ではなく、レベルの高い文化だ」と主張している。

タク氏は「最近の韓国では、K-POP、K-ドラマ、K-フード、K-スポーツさらには新型コロナウイルスに関するK-防疫など、韓国産を意味する『K』を前に付けて自画自賛する風潮がある」としている。その例として「韓国の息子」と称されることの多い、トッテナム所属のサッカー選手ソン・フンミンを挙げ、「韓国のスポーツ界では個人的な成果が『国の成果』とされることが珍しくないが、ソンのために韓国が支援したのは兵役免除だけで、むしろ個人レベルの環境や努力が大半を占めている」と指摘している。

また、世界で活躍する女性アイドルグループのBLACKPINKについても「4人のメンバーのうち、ジスとジェニーは韓国、ロゼは韓国とニュージーランドの二重国籍、リサはタイ国籍で、曲も英語の歌詞が多い」とし、「これをK-POPアイドルと言えるだろうか」と疑問を投げかけている。そして「BLACKPINKは国籍ではなく(ダンスや歌、音楽性、パフォーマンスなど)レベルで認められている」とし、「韓国が優秀なのではなく、BLACKPINKがすごいだけ。これを間違えると、盲目的な韓国称揚に陥る危険性がある」と警鐘を鳴らしている。

その他にも、「英語を話せる世代の増加により地下鉄で外国人に韓国の素晴らしさを説く人が増えた」ことに対して「場所と状況・関係性を勘違いした愛国主義者だ」と指摘。「桜は日本のものだから韓国固有の花に植え替えるべき」と主張する傾向があることについも「現在どこでも見られるようになったものに対して『外国産レッテル』を貼っている」とし、「グローバル時代に逆行する、度を越えた愛国主義の野暮ったさを警戒する声が高まっている」としている。

これを受け、韓国のネット上では「同感。何にでもKを付けるのはばからしい。日本はJ-、米国はA-というのはあまり聞かない」「確かにBTSは最近ずっと英語の歌ばかり。これはBTSの英語の歌であってK-POPじゃない」「その通り。Kを付けたところで全部韓国のものになるわけではない。純粋な韓国産はますます消えている」と賛同の声が上がっている。
一方で「いやいや、メディアがK-〇〇って騒ぎだしたんでしょ」「BLACKPINKまでディスるの?」「韓国メディアの報道とは思えない」「それなら韓国固有のパンソリしかK-POPとして認めないってこと?」「サムスンは世界に工場を持ってるけど韓国企業」「それなら国際結婚した家庭はどうなるの?サムスンやLGは?」など反発の声も数多く寄せられている。(翻訳・編集/松村)

https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_877112/
https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FRecordchina%252FRecordchina_877112_4df8_1.jpg

【韓国】 帰ってきた哲学者・卓石山氏「クッポンを越えよう」 新刊『韓国的なものはない』[05/19] [LingLing★]
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1621419610/