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韓国

FNNプライムオンライン

日本政府の輸出管理強化から2年。韓国の対日貿易赤字が再び増加しています。

2019年7月、日本政府が輸出管理強化を発表して以降、半導体材料の国産化を進めてきた韓国。2年の節目にあたり与党代表が「日本を屈服させた」と発言。文大統領も「危機を克服した」と成果をアピールしていますが、実際には主要3品目のうち、日本への依存度が大きく減ったのは1品目のみ。残りの2品目については依然として約9割を日本から輸入していて、2021年の日本に対する貿易赤字も1兆1000億円を超えています。

日本製品の不買運動も下火となり、ビールや車などの輸入も回復傾向が見られます。声高に「脱日本」を叫んだものの、「日本依存」の構図は、そう簡単に変わりそうにありません。

中国・北京

「北京中心部の上空、いまヘリコプターが飛んできました。戦闘機です。7月1日の日付ですね」
7月1日は中国共産党の創立100周年の記念日。北京市内は厳戒態勢が敷かれ、天安門広場で大規模な記念式典が開かれました。集まった7万人の共産党員はコロナへの勝利をアピールするかのように全員マスクなし。笑顔で党をたたえる歌を歌い上げる様子は、北朝鮮のマスゲームのような、異様とも言える一体感にあふれていました。

人権問題などを巡り中国への批判が強まるなか、習近平国家主席は「教師づらした説教は受け入れない」と激しい表現で中国包囲網をけん制。国際社会との溝は埋まりそうにありません。

中国・上海

中国共産党100周年を記念して上海を舞台に共産党が誕生するまでの過程を描いた映画が公開されました。こちらの映画館、入口には映画の宣伝よりも党100年を祝う赤色の幕が目立ちます。7月1日の公開初日、上海では終日、事前予約でいっぱいになった映画館も。映画の主役となる結党メンバーには若者に人気のアイドルたちが起用されていて、若者に党の歴史を教育し、愛国意識を高める狙いがあるとみられます。

その若者たちの間では、受験や就職での厳しい競争を避け、無理に頑張らない生き方を指す「寝そべり主義」という言葉も流行。党主導で進めてきた経済発展を阻害しかねない価値観の広がりに、当局は警戒を強めています。


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