2021-07-05 09:52
https://www.yna.co.kr/view/AKR20210705044300017

小学生たちの間で人気を集めて『小統領ゲーム』(※「小学生の大統領」の略、大人気くらいの意味)とも呼ばれるマインクラフトが韓国で成人用ゲームになる境遇に置かれた。

午前0時から午前6時まで16歳未満青少年のPCゲーム使用を禁止する『ゲームシャットダウン制』の影響で、ゲーマーたちの反発が続いている。

5日業界によれば、マイクロソフトは最近マインクラフトのホームページを通じて「韓国にいるプレイヤーの場合、マインクラフトJavaエディションを購入して利用するならば、満19歳以上ではなければならない」という内容を告知した。

2014年にマインクラフトの開発会社である『モージャンスタジオ』を買収したマイクロソフトは今年始めからこのゲームの最初のデスクトップバージョン(マインクラフトJavaエディション)のセキュリティ問題を解決するためにアカウントを統合している。

この過程で『シャットダウン制』が実施されている時間に特定年齢層を遮断する韓国用のサーバーを別途に構築せず、成人だけアカウント加入ができるように方針を変えたのだ。マインクラフトは国内で12歳利用の等級判定を受けたゲームだ。

世界的に人気を得ているゲームのPCバージョンを韓国の未成年ゲーマーたちだけ利用できなくなるという消息が判明すると、批判の声も大きくなっている。

『私たちのマインクラフト空間』など利用者団体は去る2日に共同声明を出して「未成年ゲーマーは建築・デザイン・プログラミング・企画・エンターテイメントなど様々なクリエイターが活動するマインクラフト・コミュニティを牽引する主役」としながら「シャットダウン制は未成年ゲーマーの権利と関連産業を萎縮させて、韓国市場の孤立だけを招く」と指摘した。

最近ではゲームのシャットダウン制を廃止して、マインクラフトが成人用ゲームになるのを阻止してほしいという内容の青瓦台国民請願も数多くアップされている。

これに対してシャットダウン制の主務部処である女性家族部は「マインクラフトJavaエディションの青少年利用制限は該当ゲーム会社の運営政策変更によるもの」であり、「韓国のゲーム利用者に対して細心の考慮が行われるようにマイクロソフトに要請する」という立場を明らかにした。

現在国会では与野党共に『シャットダウン制廃止』を推進している。共に民主党のチョン・ヨンギ議員とカン・フンシク議員が先月末に青少年保護法改正案をそれぞれ代表発議して、国民の力のホ・ウナ議員も正義党のリュ・ホジョン議員と共に改正案を発議する予定だ。