※JTBCの元記事(韓国語)
「ベトナムの民間人虐殺」を目撃した参戦兵士、私たちの法廷に立つ
https://mnews.jtbc.joins.com/News/Article.aspx?news_id=NB12023746

2021年9月14日、韓国・JTBCによると、ベトナム戦争時の韓国軍による民間人虐殺について、当時ベトナムに派兵された元韓国軍兵士のリュ・ジンソンさんが法廷で証言する。

記事によると、ソウル中央地裁で11月16日、フォンニィ・フォンニャット村事件の生存者であるベトナム人女性が韓国政府を相手取り起こした損害賠償請求訴訟の第3回弁論期日が行われる。リュさんはこれに証人として出廷する予定だという。

リュさんはこれまでにも市民社会に虐殺の事実を伝える活動を積極的に行ってきたが、韓国の法廷に立って証言するのは初めてという。7月には韓国国会で「女性や子どもを田んぼに集め、その場で射殺した」と証言している。

一方、韓国政府は民間人虐殺の事実を認めていない。裁判でも事実関係を否定し、当時の状況について「別の要素」を証言できる人を探し出し、証人として申請するとしている。

また、「軍隊単位で動く状況で1人が見たり聞いたりできる範囲は限定される」とも主張しているという。

当時虐殺を目撃した駐越米軍の観察報告書についても韓国政府は認めていないが、原告側は米国から当該報告書を入手した研究者を新たに証人として申請する計画。また、8歳の時に虐殺を目撃したと主張する原告のベトナム人女性も法廷に呼び、尋問する考えだという。

これに韓国のネットユーザーからは

「日本にはしつこく謝罪を求めているのに、ベトナムのことは知らんふり?これでは日本と変わらない」
「韓国がベトナムで虐殺したことは紛れもない事実であり、みんなが知っている事実。過去を認めて謝罪しなければ未来には進めない」
「認めるべきものは認め、謝罪し、補償しよう。見て見ぬふりをしていたら、日本のように衰退していくだけ。戦争により傷を負ったのはお互いさまだけど、被害者の苦痛には必ず目を向けてあげるべきだ」
「ドイツ留学中に歴史の話になり、韓国が受けた被害について延々と語っていたら、ベトナム人に『韓国に過ちはなかったんだね』と言われて恥ずかしい思いをした。韓国もベトナム戦争での韓国軍の蛮行について、もっと子どもたちに教えていくべきだ」

など、韓国政府に態度変化を求める声が上がっている。一方で

「昼は民間人、夜はベトナム兵士になる民間人のこと?」
「敵と民間人が区別できないようになっていた戦争。民間人がベトナム兵士で、ベトナム兵士が民間人だった戦争。韓国軍は何も悪くない」
「この事件に関してはどっちも被害者だ」

と責任を否定する声も寄せられている。


2021年9月15日(水) 19時20分
https://www.recordchina.co.jp/b882420-s25-c100-d0191.html