【NEWSIS】韓国と日本のサッカーの悲喜が完全に分かれた日だった。

 パウロ・ベント監督率いるサッカー男子韓国代表チームは27日午後7時20分、愛知県豊田市内の豊田スタジアムで行われた日本との2022年EAFF E-1サッカー選手権(東アジア E-1サッカー選手権)最終戦で、後半だけで連続3ゴールを許し、0-3と完敗した。

 日本の強いプレッシャーに耐えられず、DFは相手のスムーズなパスに力なく突破された。結果だけでなく、競技力でも完敗した試合だった。闘志も見られなかった。

 引き分けでも優勝できるはずだった韓国(2勝1敗、勝ち点6)は、日本(2勝1分け、勝ち点7)に首位の座を明け渡し、4大会連続優勝を果たせなかった。

 日本は2013年大会以来9年ぶり、通算2度目の優勝を果たした。

 日本の男子代表チームは、前回大会で2連覇した女子代表チームとそろっての優勝となった。女子の部が開始された2005年以降、同大会で男女そろっての優勝は今回が初めてだ。

 コリン・ベル監督率いる女子韓国代表チームは日本に1-2で敗れた。対等に戦ったが、日本を上回れなかった。1勝1敗1分けの3位で大会を終えた。

 自国で開催された大会で新たな歴史の1ページを書き加えた日本はお祭り騒ぎだ。その一方で韓国は対照的な状況になっている。

 しかも、ベント監督率いる男子韓国代表チームは昨年3月、横浜で日本に0-3と惨敗したのに続き、再び負けを喫し、雪辱を期待していたサッカー・ファンが怒りばかりを膨らませる結果となった。

 今年6月に16歳以下(U-16)代表チームと23歳以下(U-23)代表チームがそろって日本に0-3で敗れたことを考えると、A代表チームも年齢別代表チームも日本に同じスコアで4戦全敗を喫したものだ。

 大韓サッカー協会のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)公式アカウントには、ファンの激怒の声が多数寄せられた。

 試合結果を知らせる投稿に、「悲惨だ」「実力もないし、切実さもない」「本当に国の代表なのか疑問を感じた試合」「恐怖の夏のホラー・ショーだった」などのコメントが目立った。

 大韓サッカー協会の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長は昨年3月の日本戦で韓国が0-3と大敗したことにより、「横浜惨事」などと世論が炎上するや、謝罪文を出している。

パク・ジヒョク記者

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