【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日発表した8月末の外貨準備高は4364億3000万ドル(約61兆3000億円)で、前月末から21億8000万ドル減少した。

 外貨準備高は韓国通貨ウォンが対ドルで下落したことなどが影響し3月から4カ月連続で減少した後、7月には増加に転じたものの、再び減少した。韓銀は、先月は外貨建て資産の運用収益や金融機関の外貨預金が増加した一方、ドル高が約2.3%進んだことでその他の外貨建て資産の米ドル換算額が減り、外貨準備高が全体として減少したと説明している。

 項目別では、有価証券が前月末に比べ30億9000万ドル増の3949億4000万ドル、国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)が7000万ドル増の144億6000万ドル。

 一方、預金は53億ドル減の179億ドル、IMFリザーブポジションが4000万ドル減の43億3000万ドルとなった。金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。

 韓国の外貨準備高は7月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆1041億ドル)、2位は日本(1兆3230億ドル)、3位はスイス(9598億ドル)だった。

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聯合ニュース 2022.09.05 10:24
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