異例の上映回数や、東日本大震災を取り扱っていることで話題の映画『すずめの戸締り』。
https://i.imgur.com/sMouAjU.jpg

【比較画像】新海誠作品をパクった韓国野党に皮肉炸裂!
https://i.imgur.com/J1XuTTl.jpg

本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉める旅に出た少女・岩戸鈴芽(いわとすずめ)の冒険と成長を描いた青春ファンタジー作品だ。

11月11日に劇場公開が始まると、美しい作画やテンポの良いストーリー展開、魅力的なキャラクターですぐさまヒット。12月4日時点で興行収入は約76億円を記録し、早くも日本興収ランキング87位に位置付けている。

そんなヒット作は、来年3月8日にお隣の韓国でも上映されることが決まり、大いに盛り上がっている。

安易でお粗末なパクリ騒動

というのも、韓国では新海誠監督の作品は度々上映されており、特に前々作の『君の名は。』は1年間を象徴すると言っても過言ではないほどヒットした。

遡ること5年前、2017年の韓国の上半期検索ワードランキングでは、なんと『君の名は。』が1位を獲得してのだ。

『君の名は。』は当時、2016年1月から韓国での上映が始まると、350万人以上の観客を動員し、現在も韓国で上映された日本映画の観客動員数1位に君臨している。


さらに『小説 君の名は。』などの関連書籍、主題歌を歌ったRADWIMPSの楽曲が収録されたオリジナル・サウンドトラックも、オンラインショップなどで売上1位を獲得した。

そして同年7月8日からはソウルで展示会も開かれ、13日には韓国吹き替え版の公開と字幕版の再上映が行われるなど、一大ブームを巻き起こした存在として韓国で確固たる人気を構築した。

あまりの新海誠の人気の高さに盗作事件も起こったほどだ。

2018年、野党の正義党がYouTubeチャンネルに掲載したPR動画は、新海誠が手がけたCM『クロスロード』を模倣していたことで大炎上。当時、正義党が内部で事実関係を把握した結果、この動画を製作した担当者が新海誠の熱烈なファンで、「締め切りに追われて新海監督の作品をトレースした」ことを告げたという。


問題となった盗作動画との比較。左が正義党のPR動画。
この動画は、ネット民から「この動画を見てすぐに新海誠っぽいと気付かなかったのか?正義党もだいぶ時代に遅れている」と言われたほど酷似したものだった。「このような形で新海監督の過去作を宣伝するとは、担当者は本物の新海ファンだね!」と皮肉めいたコメントも見受けられた。

『君の名は。』が空前の大成功を収めただけに、今回の『すずめの戸締り』もヒットする可能性が高い。しかし、盗作騒動だけは勘弁願いたいものだ。

(文=サーチコリアニュース編集部K)
https://news.livedoor.com/article/detail/23352786/