2023年3月27日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナウイルスと韓流ブームの影響で米国のキムチ市場が
急成長している」と伝えた。

韓国のキムチ輸出量の半分を担うメーカー、大象(デサン)によると、同社の製品「宗家キムチ」の売上高が
過去3年間で最も急速に成長した国・地域は米国だった。22年の米国内の「宗家キムチ」の前年度比売上伸び率は
270%で、「宗家キムチ」の売上高が最も高い日本(45%)の数倍に達する。米国は「宗家キムチ」売上高世界2位で
3~5位の中国(65%)、香港(60%)、豪州(60%)と比べても、その伸び率は圧倒的となっている。

大象関係者は「韓流ブームで韓国料理に対する関心が高まっただけでなく、新型コロナの流行で、自宅での食事が
増えたことが影響した」と指摘している。昨年、韓国から米国に輸出されたキムチの約70%は同社の「宗家キムチ」だったという。

「宗家キムチ」は10年に本格的に米国進出した。当初は韓国人移住者が中心だった消費者が、次第にアジア
ヒスパニック系に広がり、21年からは米国全域に流通網を持つウォルマートでの取り扱いが始まり、現地住民の
需要も増えているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国内の食堂は中国産キムチに占領されている」
「韓国の飲食店が出しているキムチは、ほとんどが安い中国産だ」「国産の白菜、粉唐辛子は輸出してしまって
国民には中国産のキムチを食べろと言うのか?」「韓国産キムチは値段が高すぎる。中国産のほぼ2倍だよ。
自分は中国産のを食べてるけど、今のところ体に異常は出てない」「フランスにはすし店が多いが、実は経営者は
中国人ということが多い。キムチも韓国が宗主国であり、衛生的に信頼できるということを広めないと、フランスの
すし店のような状況になりかねない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

レコードチャイナ 2023年3月28日(火) 10時0分
https://www.recordchina.co.jp/b911490-s39-c20-d0195.html