・ウンザリする「韓国国民」
 最近、私が見ている韓国の左派デモは、すればするほど「孤立化」している様に感じる。

 これまでも眞露(ジンロ)本社占拠にソウルで交通量の多い光化門で車線を占有しての泊まり込みデモがあったり、
朝の出勤ラッシュ時の地下鉄ゲリラ腹ばいデモがあったりと、日常生活の中で左派市民団体たちが日韓問題に関係なく
一般人に迷惑をかけていることに、韓国国民がウンザリし始めているのだ。

 いまにはじまった迷惑行為ではないが、ここ最近はこの迷惑行為に関して厳しい意見が多く聞こえてくる。

 そのきっかけは、尹政権が文在寅前政権時代の“悪行”の調査を本格的に進めたことで、左派活動への北朝鮮の関与であったり、
寄付補助金目当ての現実などをめぐる「証拠」が次から次へと出てきて、
韓国国民がこれまで「疑惑」に思っていたことを「確信」してしまったことが大きい。

 左派団体がいくら自分たちの権利を主張しても、その先には政権批判があり、
日韓問題を複雑化して日米韓安保を破壊しようとしているという“狙い”も透けて見えるようになってきたわけだ。

・「反日」を騒げば騒ぐほどに…
 今、韓国の20〜30代の政治離れが加速化している。もはや政治どころではないのだ。

 文在寅政権時に雇用促進政策の失敗で就職もできず、資格の取得に時間を奪われたり、就職自体を投げ出している者が多くいる。

 40代以降の人たちも、最近のデマ、フェイクを叫ぶデモ活動などに恥ずかしさを覚えてか、徐々に政治活動に参加しなくなっている。
野党が週末に呼びかけて、光化門に全国から集まっても、いまは1万人ほどになるかどうか。

 もちろん、それでも十分多いがローソク集会や反日、不買デモを見てきた私としては、
左派活動自体がどんどん「縮んでいる」と痛感するのだ。

 実際、韓国の野党、左派市民団体、組織たちが騒げば騒ぐほど、一般人は迷惑している。
それでもやめようとしないデマ、フェイク攻勢に、野党の人たちはどんな着地点を見ているのか理解に苦しむかぎりだ。

・日韓関係への「影響」
 まさかこのままデマ、フェイクまみれで約9ヵ月後の国会議員選挙まで乗り切ろうとしているのならば、
もっと国民感情、世論の本当の声を聞くべきだ。

 でも、いまの韓国野党、左派団体を見ていると、情報操作をしすぎてなにが本当でなにが嘘だかわからなくなっているのかも知れない。

 だから、最後までデマとフェイクで走り切るしかないのかも知れないと思うと、すでにその“末期状態”は
行くところまで行ってしまっているのかもしれないと思うのだ。

 逆に、なりふり構わずに暴走しかねないということで、それが日韓関係の巨大リスクになりかねないとの懸念が浮上している形だ。

豊 璋(在韓国コンサルタント)
7/23(日) 5:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e32f3dd6b40910f9a6ef4d0ddfd2f54c6d3d89