・日本で働いて「韓国の平均初任給に及ばない…」
 昨今の物価上昇(インフレ)は世界共通の話題であるが、中でも日本については「物価や税金は上がり続けるのに給与は30年間も変わらない」、
「いまや諸外国に給料が抜かされた」、「これでは少子化も進んで当然」といった不満や悲観的な声が聞かれる。

 そうした中、日本に住むある韓国人男性が日本での給与の実態について赤裸々に語ったYouTube動画が大きな話題を呼んでいる。

 男性が公開した給与明細を見ると、基本給は21万5,000円であり、これに児童手当や残業代、
通勤手当が支給され支給総額は27万9,216円。
この額から社会保険料や税金などが引かれ、手取りは前述のように21万5,000円となっている。

 朝鮮日報の記事によると、男性は現在の中小企業に勤務し5年目で、これに対して韓国の視聴者からは
「韓国の平均初任給よりも低い」という現状に驚きの声が上がっているというのだ。

・憧れの「日本」だったはずが…
 実際、私の周囲でも、日本のホテルなどサービス業関連ではかつては多くあった韓国人の若者達の志願が、
「韓国のほうが給料が高い」という理由で一昔前と比べて減少しているという話は耳にする。

 日本では給料の安さから、海外に“出稼ぎ”に行く若者たちが出てきたということも報じられている。

 私の子育て世代の友人たちからも、前述の韓国人You Tuberの男性が言う通り、
「生活のために共働きをしなくてはやっていけない」ということを聞くし、30年前に筆者が学生であった頃に親世代が終身雇用で
「定年まで勤め上げれば老後も安泰」というモデルケースはとっくに崩壊しているから、将来への不安も高まっていることは間違いない。

 2000年初の頃、ソウルのファストフード店やコンビニのアルバイトの時給は2000〜3000ウォン、当時のレートで200〜300円というものであった。
当時、韓国人の友人には「大学生でもアルバイトで稼いで海外旅行に行けるのはすごい」と日本のアルバイト事情を驚かれたものである。

・「日本を超えた」の真実
 それからたった20年を経て、韓国のアルバイトの最低賃金も9,620ウォン(約1,047円)となり、約3.5〜5倍以上も上がったことになる。
最低賃金レベルでは、韓国はすでに日本を超えたと報じられて話題になったこともある。

 実際、韓国の若者たちは自由に海外旅行を楽しんだり、流行のファッションを追ったりと豊かになったことは間違いない。

 日韓の平均賃金を比べるデータを見ても、すでに韓国が日本を超えたという統計結果は出ている。
こうしたことを受けて韓国は「日本を超えた」という声も出てきているわけだ。

 もちろん韓国では若者の就職難や失業率の高さなどの問題点もあるが、日本の給料の伸びが鈍化している中で、
「さらに差が開いていく」と指摘する声も出ている。
韓国人YouTuberが明らかにした日韓給料格差の現実は目を背けてはいけない課題を突き付けている。
ー後略ー
田中 美蘭(ライター)

9/7(木) 7:33配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3387c37e1c3222f183323cbd35ea169dedd49fd

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