「主審に厳しい言葉を浴びせてしまった」

 試合後も、不可解なジャッジに対する怒りが収まらなかった。

 中国・杭州で開催されているアジア大会。現地9月30日に女子サッカーの準々決勝が行なわれ、韓国と北朝鮮の南北対決が実現した。試合は1−1で迎えた前半終了間際、韓国のFWソン・ファヨンが2枚目の警告を受けて退場となる。数的不利を強いられた韓国はその後3失点を喫し、1−4で敗れ去った。

 韓国側は、タイ出身のパンサ・チャイサニト主審がみせた判定に不満を爆発させた。ソン・ファヨンはGKとヘディングを競り合っただけで、警告は厳しすぎるという意見や、北朝鮮の選手のラフプレーにはあまり笛が吹かれなかったなど、コリン・ベル監督も会見で怒りをぶちまけた。

 そんななか、韓国女子代表のエースであるFWチ・ソヨンも黙っていなかった。長くチェルシー(イングランド)でプレーし、“女メッシ”の異名を持つ32歳は、韓国女子サッカー史上最高の選手とも謳われる。北朝鮮に完敗を喫したあと、取材エリアに姿を現わすと、主審への不信感を激白した。

「あまり審判に責任を転嫁したくはありませんが、さすがの今日の主審は…能力と資質を疑わせるほどでした。ファヨンが退場にされた意味が分からないし、北朝鮮の選手に汚いファウルを何度かされたが退場にならず、PKも1本は見落とされました。彼女たちは汚い言葉もずっと使っていたし…。VARがあれば問題なかったのだろうけど…4失点も奪われるような内容ではない。主審に試合を奪われました。11人だったら勝っていた試合です」
 
 とはいえ、執拗に主審に文句を言いつづけた点は反省しているようだ。「サッカーをやってきて初めて、試合中に理性を失いました」と認め、「試合後もずっと主審に激しい口調で詰め寄りました。厳しい言葉も浴びせてしまって…なにかしらの厳罰があるかもしれませんが、そこは覚悟しています」と力なく話した。

 ニュースメディア『OSEN』は「いつも冷静なチ・ソヨンがすごい剣幕だった。取材を終えたあとも怒りに震えて、その場からなかなか離れられなかった」と報じている。

 韓国と北朝鮮は10月30日から始まるパリ五輪アジア予選でも同組となっており、ふたたびあいまみえる予定だ。ほかに中国とタイが組み込まれ、4チームで最終予選進出の座を争う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9ec01e5c32734aed9284b46cf86ddaedd61f9c8

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