10/23(月) 21:03配信 シネマトゥデイ

 しげの秀一の人気漫画「頭文字D」の実写映画化が進行中だ。人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズのハン役で知られるサン・カンが監督に就任したと、香港の日刊英字新聞「South China Morning Post」のインタビューでサン本人が明かした。

 1995年から2013年まで「週刊ヤングマガジン」で連載された「頭文字D」は、父親の愛車・AE86型スプリンタートレノ(通称:ハチロク)を駆る主人公・ 藤原拓海ら若き走り屋たちの姿を描いた青春ドラマ。1998年に「頭文字[イニシャル]D」としてテレビアニメ化されると、OVAや劇場版、香港で製作された実写映画版などさまざまな形で映像化されている。

 「South China Morning Post」の取材に応じたサンは、現在2本の新作を企画していると明かし、そのうちの1本として「頭文字D」に挑戦するという。サンは「車やドリフトなどカッコいい要素が詰まっている。『ロッキー』や『ベスト・キッド』のような映画になる。大きな予算がつく作品で、私の車愛が表現できると思います」とコメント。無類の車好きで知られるサンの手腕が、存分に発揮される作品になることを予感させる。映画の製作会社および公開時期などは明かされていない。

 サンは、2012年にミニシリーズ「アクティング・フォー・アクション・ウィズ・サン・カン(原題) / Acting for Action with Sung Kang」で監督デビュー。昨年はホラー映画『シェイキー・シーバース(原題) / Shaky Shivers』を発表するなど、俳優と並行して製作活動に励んでいる。(編集部・倉本拓弥)

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