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アメリカシロヒトリの幼虫(c)news1

【11月02日 KOREA WAVE】外来の害虫であるアメリカシロヒトリの幼虫が韓国各地で大発生している。
山林庁国立山林科学院は、被害が全国的に広がっており、格別の対策が必要だと明らかにした。

国立山林科学院などが被害を調査した結果、全国の2世代幼虫(年内2回目にふ化したもの)の平均被害率が
2021年の11.5%から今年は27.6%へと大幅に増加していた。

アメリカシロヒトリは、ヒトリガ科に属する白い小型の蛾。樹木の葉を食べる害虫で、都市周辺の街路樹や庭木に深刻な被害を与える。
年に2〜3回ふ化し、1回目より2回目にふ化した幼虫による被害が大きい。

科学院が気象資料を基にアメリカシロヒトリのふ化可能回数を調べた結果、今年は9月の気温が非常に高かったため
3回目のふ化が十分可能な気象条件になっており、ソウル市城東区清渓川(ソンドング・チョンゲチョン)では
今年3回目のふ化の幼虫が確認された。

最善の防除方法は10月下旬から翌年4月上旬まで、樹皮の隙間などに潜んでいるさなぎを駆除すること。
5月中下旬のふ化の時期に合わせて駆除するのが最も効果的だという。

2023年11月2日 10:00 発信地:韓国
https://www.afpbb.com/articles/-/3489311