【PSO2】PSO2ジSS【1話】

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1名無しオンライン2017/12/01(金) 10:42:57.37ID:Sw139gVs
私の名前は八坂火継。
私立に通う女子高生1年生。
今日から新学期。
がんばらなくっちゃ。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい。気をつけるのよ」
毎朝見送ってくれるのは私の兄さん八坂炎雅。
両親が戦死してから男手ひとつで私を育ててくれてるの。
そう、あれは18年前。
私が物心つく前の出来事だった。
「ここはもうダメだ。炎雅、火継を連れてにげろ。ここは俺たちが引き受ける」
「いやだ!俺も一緒に!」
ドスッ!
父さんの拳が炎雅のみぞおちに深々と突き刺さる。
「とう…さ…ん…」
気付いた時、俺はふもとの停留所にいた。
まだ0歳の火継と一緒に。
父さんと母さんは俺たちを逃がすために犠牲になった。
いや、俺は認めねえ。
二人はきっとどこかで生きている。
ということがあったみたいなの。
でもそれはもう過去の話。
私は今日から高校1年生。
花の女子高生。
食パンをくわえたまま火継は走る。
入学式に遅れるわけにはいかないのだ。
前方に同じ制服を着た少女が目についた。
「こんにちは!私は八坂火継!あなたの名前は?」
「え…」
いきなり声をかけられてビックリする少女。
140センチ前後の小柄で、長い黒髪のポニーテールが印象的な少女だ。
「…武者小路芙美恵」
「そっか!じゃあ今日から友達だよ!じゃ!」
やった!いきなり友達ができるなんてラッキー!
おっと!急がないと遅刻しちゃう!
火継は走る。
100m4秒8、足には自信があった。
しかしその横を嘲笑うかのように走り去る少女が。
圧倒的なスピード。
自分より速く動くものを見たことがない火継にとって衝撃だった。
「なんなのよ…」
そう、これが少女達を戦いの戦場に誘う幕開けである。
そのことをまだあたしは知らなかった。
知る由もなかった。

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