あとFM放送で多用されているOPTIMODというマルチバンド・プロセッサーがあって
可聴領域を5〜8バンドに分けて、個々に音質を最適化する機材です。
ラジオで聴く楽曲が、CDで聴くより音が前に出て聴きやすいと思うのは
このプロセッサーによるところが大きいのですが
この音質を好む人と好まない人とに分かれることも確かです。
個人的には、このプロセッサーの機能に頼り過ぎて
高域や低音が張り付いたままでダイナミックな変化に乏しくなるなど
総合的なまとまりに欠けた音で流すことも否めない感じがしており
やはり判断する人間の感性が反映されるのでしょう。
もちろん、元の録音がそういう傾向のものもありますが
パッケージメディアと聴き比べてあらためて気付くときがあります。