少しは歌謡曲の話でも【四畳半・ナイトクラブ】 [無断転載禁止]©2ch.net
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歌謡曲なんて何で聴いても同じだろ!
そう思ってるアナタ。
アナログ・レコードがハイレゾ音源だったことをご存知か?
前スレ:
少しは歌謡曲の話でも【御三家・三人娘】
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少しは歌謡曲の話でも(プレイバックPart2)
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少しは歌謡曲の話でも
ttp://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1465126238 ボーカルがリアルで等身大になってハッとしたのは
ユーミンや吉田美奈子のように、あどけなさの残った浅い声で
語り掛けるときの息遣いだ。
「卒業写真」「愛の彼方」の出だしがそれに当たる。
普通の16cmくらいだと、つぶやき声にきこえるが
30cmでフルレンジともなると、胸の奥から湧き出てくる
呻きのように聞こえるので不思議だ。
おそらく初盤の頃は、歌手のプライドを捨てた立ち位置が新鮮で
ラジカセから流れる、つぶやき声に耳を奪われたように思う。
今になって、もう一歩近づいてみると、色んな悩みのあったことに気付く。
それが失った恋心そのもののような気がして切ない。 ツイーターを正相にするか、逆相につなげるか
どうもレーベル毎に相性が違うように感じるときがある。
たまたまチャンデバのフェイズスイッチで切り替えができるので
色々ためしてみると
正相:日本コロムビア、テイチク、東芝EMI、CBSソニー
逆相だとボーカルが遠鳴りになる
逆相:日本ビクター、ポリドール
正相だとボーカルがくぐもって聞こえる
おそらくエコーのミックスと関係してそうなのだが
エコーそのものは左右chで逆相になるので
気のせいと言えば気のせいだと言える。
もちろんフルレンジ1本で聴く人にも関係ない。 ステレオの正相・逆相で思い出したのが疑似ステレオ。
クラシックの録音ではよくある話で、昔のモノラル録音を再発するとき
左右でディレイやエコー、高音と低音のバランスを変えるなどで
音場感を醸し出そうとしたものだ。
ポップスのステレオ化は比較的遅く1960年代後半からで
それも左右に楽器を振り分けただけのピンポン・ステレオ。
ほとんどの録音は流行とともに再録音されないので
ステレオそのものの意義も迷宮入りしたまま放置されてる。
私自身はモノラル試聴を基本にしているのであまり関係ないが
ステレオ録音をモノラルミックスするときに高域のバランスを逆転させ
さらに必要ならエコー、リバーブを掛けて聴いてる。
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もともとステレオ感に時代の違いが大きいので正解もないので
自分の好みで聴いて問題ないんだと思う。 ピンポン・ステレオの由来は、左右で違う楽器が掛け合う状態で
ステレオにしたばかりに一体感を削ぐような録音になってること。
1965〜68年頃に集中して存在する、今では逆に懐かしいアイテムだ。
それ以前のステレオは、それほどのドギツさはなかった。
現況は当時のミックスの仕方にあって
例えばモータウンのエンジニアは基本的なバランスはモノラルで調整し
ステレオは左右に振り分けるだけだ、と冗談めかして言っている。
あるとき、社長がステレオ録音の状況を視察にきたとき
モノラルでしかミックスバランスがとれないことに気付かれ
あやうく解雇されかけたらしい。
アメリカの最前線での録音状況がそのような感じなので
それを真似ていた日本の状況は推して知るべしである。
今ではオリジナル・モノラルというのも箔が付くので
時代が変われば価値観も変わる。記録としてのレコードは大切にしたい。 ボーカルのつぶやきをリアルに引き締まって再生する効果だが
こうした反歌謡性を打ち出したのは、おそらくフォークの影響がある。
語呂の合わない歌詞を自由に入れ込んで、本音を引き出す手法は
むしろメロディーのない段階から、心が動いていたことを告白する。
ジェンセンで最初に気が付いたのは、ライブでのMCがリアルなことで
昔、江川爺がマイクで自分の声を再生するとシステムの癖が判ると言ってたが
MCのリアルさは演奏の迫力へとすぐ反映するように感じる。
マイクを使ったチェックは、エレボイの1970年代のカタログに載っていて
放送用マイクで鍛えられた再生技術に自信があってのことだろうが
自然なバランスが直感的に分かりやすい方法かもしれない。
これはよく言われるテレビ中継用のレンジが狭い録音でも
リアルさの担保ができている。歌謡曲の生命線かもしれない。 レンジの狭い放送用録音が歌謡曲の生命線というのは
昭和の歌謡曲をラジオやテレビで親しんだ原体験があるからだと思う。
ヤマハの簡易ミキサーに付属しているエフェクターに
オートワウ(AUTO WAH)という
ちりめん状にワウフラッターを加えるのがあって
これが短波放送をチューニングしているような感覚が出て
どういうわけだか、秘密を覗き見しているような気分になる。
ちょうど古いテレビで垂直同期が合わずに横筋が付く感じだ。
「ねえ、私達も愛し合うと いつかは汚れてしまうのかしら?」
百恵ちゃんが遠い記憶で叫んでるように感じるから不思議だ。 新聞の記事で、イケメンホストが恋愛小説をナビゲートするカフェがあって
中身が分かりやすいように色帯をつけて
ピンクが初恋、赤が情熱的な愛、黒が愛憎としてあるらしい。
ピンクのモーツァルト、赤い絆−レッドセンセーションは思い浮かんだが
黒がダイレクトに浮かび上がらない。
中島みゆき「うらみ・ます」は大学時代に話題になったが
どういうわけか思い浮かべたのは中森明菜「DESIRE -情熱-」。
いや、それって赤じゃないの?と突っ込まれそうだが
明菜さんが歌うと、もう黒焦げの煤だらけ。
フランス映画に「トリコロール」という三部作があったが
そっちはソフィスケートされすぎて途中で寝てしまう。
いまだにストーリーが判らないままだ。 そういえば「赤い」ではじまる歌もあって
リンゴの唄:赤いリンゴにくちびる寄せて
高校三年生:赤い夕日が校舎をそめて
淡い恋心がやがて情熱に変わることを暗に示していたんだと
今更ながら気付いている。
でもどっちも、さわやかな心で満たされる。
子どもからみても、大人からみても、思春期というのは
こうあってほしいと思う甘酸っぱいものなのか。 AM波の伝送ルートの差で起こるフェーディング
FM波に付随する三角ノイズなど
ラジオ受信に伴うノイズを賢く使う方法を模索してる。
一般的には、周波数レンジの狭さ、ノイズの多さという
アナログ技術の悪い面ばかりを指して「ラジオ並み」というが
フェーディングや三角ノイズを単独で取り出すと
浅く効く場合には、それほど悪い印象は受けない。
フェーディングは音楽のノリに結び付くし
三角ノイズは高域の柔らかさに繋がる。
太陽がまっすぐ照りつけるデジタル的なスペックは
陰影のない音という感じがする。 レコードコレクターズ、1968年特集
この時代の歌謡曲は最高だ オリコンチャートみたら、演歌とGS、洋楽(本家)とが混ざった感じで
特集の意図とは逆転しているように思った。
ゴーゴーの踊れる、ビートルズが歌える、ひとりGS。。。
宣伝コピーだけで独り歩きしだした時代だった。 一般には、レコードマニアもオーディオマニアも
海外のクラシックやジャズを日常では聴けないという理由が原点にあって
普段からラジオで流れている歌謡曲は、マニアの対象にならなかった。
レコードコレクターズの紙面の9割を占めるのは洋楽ロックの世界。
普段は巻末の再発盤の紹介をみる程度かもしれない。
最近では日本の楽曲を特集する機会が2割くらいに上がったけど
オーディオの世界ではまだまだ。アナログ誌が頑張ってるくらいかな。 オーディオでの歌謡曲の話題は、ハイレゾ音源とLP再発。
テクニクスのサイトで庄野真代さんや岩崎宏美さんがインタビューを受けている。
庄野真代さんはハイレゾでの気配の再現能力に注目しながらも
現在は家でゆっくり聞いていられるヒマがないとのこと。
岩崎宏美さんは、昔買いためたLPを納戸のプレーヤーと木の箱のJBLで聴くとか。
一緒にお揃いで買いにいった良美さんのほうは、大きすぎるので捨てたとのことだが
「木のスピーカーはいいのにね。私はまだ使っています。」とのこと。
聴いているのがアメリカの洋楽中心なので、そういうチョイスになりそう。
そういえばバカラック氏も、粗大ごみに捨ててあったJBLを拝借して愛用してるらしい。 JBLとマッキンという黄金の組合せがある一方で
JBLが本国ではプロシリーズの製造も販売もしていないなか
現在も売れ続けている要因のひとつに、アンプの選びやすさもある。
日本で言えば、サンスイが輸入代理をしていた頃は
4320などをリファレンスにして調整していたというのだから
意外に身近なところにあった。
1977年のミュージックライフ別冊「ロック・オーディオ&FM」には
ミキシング・エンジニアの自宅システムが紹介されているが
野口五郎、フィンガー5、森進一、佐良直美、小柳ルミ子、西岡恭蔵、南沙織
などなど担当歌手をあげればぞろぞろ出てくる。
JBL愛用者は12人中4人、そのうちマッキン2人、ラックス2人。
家ではジャズを聴いています、という人がほとんど。
スタジオでは米クラウン社のDCアンプが多かったので
少しリラックスした音に緩めておくのが良い塩梅なようだ。 そういうなかで国産スピーカーでの悟り系のエンジニアも4名居て
布施明、ゴダイゴ、内藤やす子、都はるみ、森昌子、千昌夫、由紀さおりが担当で
ビクターSX-7、フォステクスFE-103、テクニクス20PW1、コーラル自作3wayなど
庶民派の視線で聴いている様子。「部屋に限界があるので」が共通の言い訳。
機種の紹介には載っていないが、オープンリールは必須のようだが
やはり家では洋楽(ジャズ、ロックなど)を中心に聴くというので
これもステレオを買い揃える言い訳のように思える。 レココレの1968年特集が50年という年月を振り返るのに対し
その10年後の1977年のロック・オーディオというのは
この時代において未来主義が歴然として残っていたことを示す。
その時代、その日々に感じたことは、遥かな未来への伝言のように思える。
10年の間にカセットテープ、デジタル録音など
ソフト面で高音質が手軽に扱える技術が進展して
軽やかな80年代ポップスに移り変わっていく。
こういうときに50年前の録音=メッセージをどう聴き取るべきか。
小説のように思索する時間的な余裕のないオーディオのことなので
あの時代と同じテンポで感じなければいけないと思いながら
当時感じた未来主義まで修正できるはずもない。 先日にFountek NeoCD2.0というリボンツイーターが届いて
ジェンセンと抱き合わせてみた。
PeaveyのラインアレイPAシステムにOEM供給されていて
リボン=繊細というのとは大分違うタフさも兼ね備えている。
これで、コーン、ホーン、ソフトドーム、リボンと比較できるようになった。
リボンの特徴は、インパルス応答が俊敏でぶれないこと。
フィックスドエッジのジェンセンとはスピード対決となるが
こういう組合せは、1946年にデッカのリボンツイーターを使用した
HMVの電蓄Electrogram De Luxeまで遡ることができる。
SP盤の時代に高規格と驚くかもしれないが
この超高級電蓄のお披露目に使われた
ベートーヴェンのシュナーベルのP協奏曲(再録盤)の復刻版を聴くと
その理由ははっきりと判る。ピアノがボケず明瞭に鳴り渡る。
面白いのは、ブートレグのライブ盤の再現能力で
シュガーベイブのソングズでは、スタジオ版よりもライブのほうが
音の整合性高い。明らかにデンスケのような会場録音だが
そこに埋もれた音が骨格をもってうねっていく。
同じことは1950年代の美空ひばり、松尾和子のモノラル録音でも言えて
リボンマイクで収録していた時代の丁寧な音質が引き立つ。 リボンツイーターは1970年代にパイオニアが製造していて
こちらはスーパーツイーターとして使用する例がほとんどで
100kHzにおよぶアナログ技術の最高スペックを叩きだしていた。
個人的には、歌謡曲の再生にこうしたスペック競争は無意味だと思ってるが
今回のFountekは振動板が大きく2kHzから使用できるため
ジェンセンとは3.5kHzクロスで使用し、前段のライントランスと合わせて
14kHzまでフラットという控えめなスペックに留まっている。
前回のフォステクス FT28Dと好対照なのは
FT28Dが緩衝材のように高域の荒れを吸収して、和やかになだめるのに対し
NeoCD2.0はカミソリのようにスパッと何でも切り刻んでいく。
もともとジェンセンも攻撃的な前のめりサウンドなので、さらに速度感が増す。
特に1970年代のニューミュージック、アイドル系で躍動感が強調されるので
しばらくはこの速度感を楽しんでいようと思う。 音楽が前のめりに感じるというのは、オーディオ的に表現が難しいけど
昔に菅野氏がJBLのウーハーを「ボクシー」だと表現したことがある。
つまりボクシングのように鋭く連打するような感じで聴き手を圧倒する。
他のスピーカーに比べ、人工的な機動性をもたしているのだが
戦後の初号機であるD130から顕著だったJBLの個性でもある。
対するジェンセンは、ボクシング選手ほどの鍛えられ方はしていないが
1950年代のジュークボックス用ユニットの覇者ということもあって
ハッタリはお手の物という気配もありながら、スピードだけは随一だ。
密閉型のヘッドホンよりも低音の出音が早いと感じるときがある。
ただときおり、勢いにまかせて空振りに終わってる感じがあって
このスピードとかみ合ったツイーターを探すのが難しい。
ジェンセン純正もソフトドームのホーンツイーターという無難な組合せだ。
そこにデジタル精度のリボンツイーターの登場で様相が変わった。 Fountekのリボンツイーターは、インパルス応答で判るように反応がタイトだ。
反応の繊細なツイーターに多いエコーの強調がない。
そのうえで指向性が広いので、モノラルでも十分に使える。
逆に10kHz近傍にピークがあって、サ行、タ行の発音が気になるときもある。
これはジェンセンが4kHzに大きなピークをもっているので
その倍音が強調されて出てくる感じもある。
これだけ強力な切れ味のあるツイーターなので
組み合わせるウーハーによっては、頭でっかちなバランスになる。
フィックドエッジ、励磁型ウーハーなどと組み合わせると
反応スピードで別次元の世界になる。
理由は、録音側では反応の遅れたステレオ装置を想定して
通常より出音のパルス波を強調する傾向があるからだ。 こうしたカミソリ・サウンドは
さぞかしアナログ録音の歌謡曲に合わないだろうと思うかもしれない。
実際には、マスターテープの磁気劣化でおこるパルス成分の遅れが
前のめりで整えられる印象を受ける。
例えば、渚ゆう子、トワエモアのような東芝EMIのフォッギーなサウンドが
ただのお花畑ではなく、すごくロックしている感じに聞こえる。
それでいてボーカルは肌の色艶のいい、昭和風のピンナップに仕上がる。
逆に日本ビクターの肉付きの良いサウンドは、もう少しタメのあったほうが良い。
印象としては、脂身を落とすために、こんがり焼き過ぎた感じでもある。
中庸な日本コロムビアは、ゆったりと構えたアレンジの間合いが
モデルルームのレイアウトのようにキッチリとmm単位で整えられている感じだ。
しかしボーカル域での整合性は高いので、歌のうねりが浮かび上がる。
ポリドールの場合は、中域の艶が一層艶やかに演出される感じで
それでいて空気のようにフワリとした軽さが伴う。 CBSソニーの場合は、歌手ごとのサウンドの作り込みが違っていて
例えば、山口百恵、キャンディーズ、チューインガムなど
同じNEVE卓で録ったのかと思えるほど自由に吹き込んでる。
もともとCDの開発元だけあって、リマスターに対する考え方は一貫していて
中域の太さは維持しながら、すこしエッジを効かせたクールな印象になりやすい。
エッジの原因は、おそらくデジタル変換時のデジタルノイズだろうと思う。
一方で、後で累加されたデジタルノイズは少し遅れて出る傾向があって
リボンツイーターの反応のほうが早くて、元音の立ち上がりが浮かんでくる。
結果的には、デジタル臭さが後退して、アナログ的なうねりが前面に出る。
こうした傾向を作るために、DACをスローロールオフにする
ライントランスを噛ませるなど、デジタルノイズの対策を打ったうえであるが
通常なら音が鈍って鮮度が落ちるので嫌われるようなことも
難なくクリアしてしまうポテンシャルを保持できている。 難しいのは、ソニーミュージックと統合したビクター音源で
ソニーのマスタリング・スタジオでリマスターしたような感じのするCDが
徐々に増えている感じがする。もちろん発売元はソニーである。
藤圭子、吉田美奈子などがそうだが、艶やかで肉付きの良いサウンドが
カイロプラティックで骨格からボディを整えましたという印象で
別の魅力に接することのできることは、これはこれで良いような気もする。
サウンドが寒色系に変わっているので、第一印象は取っ付き難いが
モノクロ写真のように陰影の深さは逆に増しており
スッピンでもこんなに綺麗なんだと、思わずため息をつく瞬間がある。 なんで当時のアナログシングル聴かないかな
歌謡曲の醍醐味なのに アナログシングルの話をしだすと、盤集めだけでバラエティー盛りだくさんで
再生装置なんかどうでもよくなるから。
ビーオタの持ってる持ってないの自慢話をみて、ああはなりたくないと。 あと1000円のベスト盤CDを満足に再生できないオーディオシステムは
腕が悪いか、方向性を誤っているか、ともかくシステムの組み方が悪い。
昔は自分もリマスターの不出来を悪者にしてたが、今は全く逆の意見だ。 ↑おまわりさんこの人ですロリペド自爆した瀬戸公一朗です とは言いつつ、システムの組み方の方向性というのは
自分の場合は1970年代のモノラル・ラジカセが基本にあるので
普通のオーディオ誌の方向性とは異なると思う。
ほとんどのオーディオ誌はスペック競争で勝ち残った機器で
歌謡曲の音質を判断してるだけで、文化的な背景を無視している。
100〜8,000Hzフラットで両端がロールオフすること
→10kHz以上の帯域はかえって耳ざわりなときがある
100Hz以下は録音側でブーストしてあるので不要
ボーカル域の出音のタイミングがフラットに一致すること
→中低域がタイトに締まってないウーハーは胴間音が多く却下
倍音成分(分割振動、高次歪み)が豊かなこと
→これがないと天井の低い、こもった音になりやすい
小型トランスの磁気ヒステリシスで粘りを出すこと
→CD再生ではカートリッジ、テープヘッドの模擬が必要
あとはモノラル試聴の方法があって
基本は斜め45度のニアフィールド。
片耳は直接音、反対側で間接音を聞く。
右耳が情緒的、左耳が分析的
脳内で情報伝達をグルグル回すとドップリはまる。 オーディオ誌の多くは、優秀録音を最高に鳴らすためのもので
まず優秀録音であること、それを最高スペックの機器で迎えることが前提になる。
一方で、歌謡曲の録音は9割以上が、商業主義の流れ作業で作られ
じっくり時間を掛けて録音セッションを組めるのは稀。録音品質も出たとこ勝負。
そのイチかバチかの大勝負、火事場の馬鹿力が醍醐味でもある。
その9割のローファイ録音を愛でるか、機器のために1割の優秀録音を選別するかは
オーディオ装置の方向性を決める大きな岐路である。
単純には歌謡曲のために、クラシック、ジャズの優秀録音を諦め切れるか。 同じことは洋楽の世界にもあって、ロック、R&Bは同じ臭いがする。
ともかくハッタリをきかせることが全てのような録音ばかりなので
そもそも正常な音というものがない。オーディオ批評には不向きだ。
こうした場合、パフォーマンスの実体を再現する必要があって
色々と考えてみると、ラジオとライブのふたつに行き着く。
どちらもオーディオ批評では、ラジオ音、PA的と批判の対象になる。
基本的にステージ用PA装置で最高のパフォーマンスを出すが
家庭用オーディオに当てはめると、音響出力の関係で再生が難しくなる。
このパフォーマンスを小出力でまとめあげるのがキーポイントになる。
1w前後で歪みとコンプレッションがグッと掛かるような感覚だが
普通のオーディオの組み立て方では、欠陥品となる仕様である。
ここがクリアに鳴ってしまうと、録音ソースの歪みがジャリジャリ再生される。 入力キャパの小さいライントランスの場合
入力信号がキャパを超えると、周波数レンジが狭まる現象があり
計測すると2〜3dBのわずかな差でしかないが
減少した帯域は位相がシフトして奥に引っ込む感じになる。
これがコンプレッションが掛かったように感じる原因で
最高潮に達したときに高域の歪みが滑らかになり目立ちにくくなる。
個人的にはサンスイトランス ST-17Aがお勧めだ。
こうした現象をリニアリティが劣るとして、直線的に音響出力を保証したのが
いわゆるハイファイ機器であるが、これで問題になるのが人間の耳の非直線性だ。
一般にはラウドネス曲線と呼ばれているもので
家庭用オーディオのように、実際のステージより30dB以上低い出力では
フラットに感じる周波数バランスが異なる。
これを補正するために、昔のアンプにはラウドネススイッチがあったが
これがまた間違いの現況で、差分をみると、ややカマボコ型になる。
ttp://quwa.fc2web.com/Loudness-Curve2.gif
こうしたレンジの調整を、入力信号のレベルで自動的にこなしてくれるのが
小さいキャパのライントランスという感じになる。 フラットネスというのは、オーディオの基本のように思えて
実際に心地よい音響バランスは別のところにあるように思う。
少なくとも、歌謡曲は小音量でもダイナミックに聞こえるように
あらゆるところでデフォルメされていて、大音量で聴くと破綻するときがある。
強いエコー、キラキラ音の連続、ブカブカの低音、ピンポン・ステレオ。。。
大音量で聴くと、音楽のまとまりを崩す要因が沢山潜んでいる。
元の想定された音響機器が、ロクハンのラジカセ、テレビというものなので
バランスを保ったまま大型化するのが、実は大変難しい。
大音量にする前提として、ラウドネスの変化に合わせナローレンジに収めないとダメだし
ロクハンのペラペラのコーンと同じように、瞬発性を維持しないとボーカルが埋もれる。
最近感じているのが、出音の順序によるマスキング効果で
大体のマルチウェイは、超高音でのパルス音で定位感をコントロールするので
もともと高域の質感を細かく管理していない大半の歌謡曲は
フェイクな情報を表に出してくるので、音の遠近感が狂ったりする。
重低音まで伸びた重たいウーハーは、小音量では反応が十分に出きらないまま
音響のバランスを高域寄りに崩してしまう。
一番難しいのは、このバランスが音量によって動くのと、楽曲毎でも違うことだ。
そんな神経質にならずに済む状況を作り出すのも、本当の腕の見せ所である。 現在のJensen C12R(30cm)のミニチュアとしてC6V(16cm)を購入。
ttps://www.jensentone.com/vintage-ceramic/c6v
理由は、1970年代のラジカセの音のモックアップを製作するため。
目指すはFM放送のような音である。
ttp://quwa.fc2web.com/h197709-01.JPG
C6Vのセンターキャップは網目の埃除けで
ボイスコイルの共振で高域を伸ばすタイプ。
逆にコーン紙は、今風のメッシュ地のもので
リブ付きストレート紙のように強い共振は出ないので
3kHzクロスなんかで切るとダイナミックさが減退する。
C6Vは素のまま使い、7kHzでフォステクス FT28Dを被せてみた。
4kHz以上はガクッと10dB落ちるので
ツイーターを5kHzから被せればフラットになるのだが
ボーカル域を前に出すのに7kHzで-10dBで繋げた。
聞いてみて判ったのは、直接の振動域が600Hzからなので
第二フォルマントがマルっと浮き出てきて日本語の発音が明瞭。
その下の低域をエンクロージャーが補うような感じ。
メカニカルな3wayのような鳴り方で、ロクハンサイズの面白さを再確認。
歌謡曲が言葉のニュアンスに本当に心を配っていたと思うが
そのニュアンスは500〜1,000Hzくらいの狭い領域に集中している。 ロクハンサイズのユニットが、第二フォルマントを明瞭に鳴らす一方で
例えば1960年代の美空ひばりのように、この帯域を異常なほど使い切る歌手だと
あたかも声色のコントロールだけに神経を使っているかのように感じる。
美空ひばりの歌マネでデフォルメされる傾向が浮かび上がる。
これは30cmのエクステンドレンジ・ユニットだと
さらに腰からちゃんとブレスを支えて声を響かせていることが判る。
つまり声色を支える歌の躍動感を身体全体で表現している。
600Hzから1オクターヴ下まで、ダイレクトな振動域が繋がると
ほぼ等身大の再生が可能になる。 難しいのは、ロクハンの再生が流行歌〜歌謡曲の原体験だとすれば
その先にあるマイクの生音の再生という、さらに密接なサウンドもあるということ。
歌謡曲の録音は、辛うじてこのレベルの録音品質を保っている。
お茶の間のラジオでの原体験の保持と
ステージPAでのダイナミックな表現の2つの試聴方法で
メディアのなかの歌手像の比較、歌手自身のパフォーマンスの探求が
それぞれ行えるような気がしてきた。 こうした2つの性格のスピーカーセットだが
ユニット代だけで比べると、14,000円程度の差しかない。
Jensen C12R+Fountek NeoCD2.0 → 約27,000円/ch
Jensen C6V+Fostex FT28D → 約13,000円/ch
30cmというと、重低音が出て、ワイドレンジで。。。と色々と欲が蠢くが
ボーカル再生に目的を絞ると、意外な抜け道があるもんだと思う。 Jensen C12R+Fountek NeoCD2.0を測定ソフトを変えて測ってみた結果。
周波数特性は相変わらずカマボコだが、ステップ応答がフルレンジ並に綺麗に揃った。
ttp://quwa.fc2web.com/wps_clip_image-4409.png
ttp://quwa.fc2web.com/wps_clip_image-4474.png
聴感でも出音の整合性が高いと感じていたが、データ的にも理解できた。
ただし分割振動は多めで、しかも神出鬼没。
ttp://quwa.fc2web.com/wps_clip_image-4592.png ギブソン破産、シュアーのカートリッジ撤退
アメリカの物づくりは風前の灯火だな。 アメリカは懐が深いからなぁ
本当にヤバヤバなのは日本だろ キャンディーズの春一番のアナログシングル、
よくこんなギターの音録音できたなー ちょっと感心した、というか感動した どうしてロリペドクソ野郎瀬戸公一朗がいまだに書いてんだ? ここで、CMです。
もはや巨大掲示板なんて、Twitterやインフルエンサーの足元にも及ばない。
そんな時代に歌謡曲を口笛にする、ひとりの熱血教師があらわれた。
少しは歌謡曲の話でも【5時から男のララバイ】
ttps://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1525384768/
乞うご期待。 ボオンカレーの辛口はけして辛くない。
本格的とは言い難いが家庭的な味だ。 チキンラーメンに卵を落とすのは
栄養バランスを本当に考えたのだろうか?
多分、独り暮らしでも、生鮮食品を買って
ちゃんとしたご飯を食えとのメッセージだろう。 グリコのキャラメル1粒で300m走れるか?
おそらくグリコのオマケのためなら300m走れただろう。
あのオマケの作者は誰だったのだろう?
押し型ひとつ作るのでも結構大変そうだ。
オーディオにも詠み人知らずの製品は多い。 このスレッドは1000を超えました。
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