LPとCDを比べたときに、音楽のノリがLPのほうが良い
という意見もよく聞くのですが
どうもLP盤特有のワウフラッターと関連があると思ってます。
単純な回転数の乱れ以外に、円溝の偏心による揺らぎもあります。

試しにフランジャーというエフェクトをゆっくり薄くかけると
バンド全員がリズムを取ってるようなノリが出てきます。
放送送り出しのテープデッキではこういうことは起きませんが
レコードを掛けてる場合は、クオーツロックでもワウは生じます。

逆にクオーツロックのダイレクトドライブについて
回転数の制御で音の伸びやかさが失なわれ、ぎこちなく感じる人もいます。
ぎこちなさの原因は、高域の線速度の乱れを感じ取るからで
これが安定してないと音の連続性が途切れたように感じるからだと思います。