今回の試聴会の最終目的となるSさん宅の音である。
スピーカーは「AXIOM80」とタンノイ「シルヴァー」のコーナーヨーク。

周知のとおりタンノイの38センチ口径のユニットは巷間、称されるところの

「ブラック」 → 「シルヴァー」 → 「レッド」 → 「ゴールド」 → 「HPD」

という変遷を遂げている。そして、残念なことにこの順番に手に入れるのが難しくなり、
また音の方は次第に悪くなっていく(笑)。

このシルヴァーはイギリスからの直輸入とかでロットナンバーは3というから最初期のもの。
素晴らしい音だった。一同絶賛!
「通常のタンノイのイメージとはまったく異なる音ですね。驚きました。
まるでアクロス・ホール(福岡)で聴いているみたいです。
日頃タンノイを聴いている方にはぜひ一度この音を聴いていただきたいものですねえ。」とGさん。

自分も驚いた。
「この前聴かせていただいたときとは随分違う印象を受けました。
細かい音の粒子が部屋いっぱいに広がって音響空間をふわっと漂っている感じです
それかといって音の芯もしっかり出ています。

これまでいろんなお宅でタンノイを聴かせていただきましたが、間違いなくベストだと思います。
どこがどう変わったんでしょう?」

「AXIOM80」と「タンノイ・シルヴァー」と交互に聴かせていただいたが、
どちらに軍配を上げるか非常に難しい(笑)。

強いて言えば、全体的な“ゆとり”という点で「タンノイ・シルヴァー」かなあ・・・。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/f42c1cfd4c25fa845a6501e70cf88936