AT-3600&ATN91R
標準品のぶっといカーボンではなくアルミカンチレバーの針
出力電圧さらに低い
音の傾向はやや低域寄りだがM44のようにどーんと押し出るタイプではなく
グライコでちょっと持ち上げてみましたといった感じ
前の二機種に比べると明らかに地味、かなりエージングしたがあまり変化なし
どちらかといえばクラシック向きなんだろうが情報量は多くない
状態が悪い盤のパチノイズを目立たせないメリットはある
トレース能力は中域4高域2.5、シングル再生するなら針圧もう少しかけたほうがいいかも

余談だがVM95CにVMN95ENをつけてみた
低域の押しは抑えられ、高域はきれいによく伸びて全くの別物
テクニカらしい高域のアクセントはあるが、100系のようにきつい感じはなく艶が乗ったような音
情報量と繊細さは100系にはかなわないが、聴きやすさではまさるかも
トレース能力は中域5高域4.5、ほぼどんな盤でも安定再生