マルティン・ハイデガー5 [無断転載禁止]©2ch.net

1考える名無しさん2016/07/09(土) 19:32:30.890
前スレ
マルティン・ハイデガー4 [無断転載禁止]©2ch.net
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1467112558/

497考える名無しさん2018/06/04(月) 23:21:07.270
“自然(ピュシス)は隠れることを好む”

― ヘラクレイトス 断片123


ピュシス [physis]
〔哲〕 〔自然の意〕 単に物質的な自然でなく、生ける霊にみちた能動的・有機的なもの。
ギリシャ哲学の最初の主題となった。(大辞林 第三版)

498考える名無しさん2018/06/04(月) 23:21:39.220
“既にこの太古の神性Ἀφαία(アパイア)
 - 現われざるもの、現われることから身を引くもの、逃れつつ現われ出でるもの -
 それがアレーテイアの謂うところを名指している。”

― 『ハイデッガー全集 75 ヘルダーリンに寄せて』 p279

499考える名無しさん2018/06/04(月) 23:41:35.140
「シラケつつノリ、ノリつつシラケる」という、あの根源的な振る舞い

500考える名無しさん2018/06/05(火) 22:11:09.300
浅田の場合は、自然の秩序たるピュシスから
ズレはみ出すところの人間性・社会性を扱ったのだけど

501考える名無しさん2018/06/05(火) 22:13:32.410
哲学的つぶやき−その101−
https://www.youtube.com/watch?v=zzzwj344O14

ハイデッガーの『有と時(=存在と時間)』の訳者、辻村公一氏のハイデッガーにまつわるエピソードを紹介します。
辻村氏が、1958年、フライブルグ大学での留学から帰国する際、友人たちが送別のコンパを催してくれたそうです。
そのお礼にと、辻村氏は芭蕉の俳句をドイツ語に訳して紹介していると、ハイデッガーが不意に会場に入ってきました。
そして、彼は芭蕉の句の中で "よくみれば薺(なずな)花咲く垣根かな" の句を、最上のものとして激賞したそうです…

502考える名無しさん2018/06/05(火) 22:15:35.670
芭蕉は好きそう。
杣道と奥の細道とか。

503考える名無しさん2018/06/05(火) 22:17:11.640
>>501の中で、ハイデガーが『星の王子さま』を勧めているという話があるけど、
「大切なものは目には見えない」とか、そういう話だろうね。

504考える名無しさん2018/06/05(火) 22:22:09.940
顕現せざるものの現象学なんだから

505考える名無しさん2018/06/07(木) 11:38:03.270
>>504
うまいことを言うね。

王政復「古」の明治維「新」みたいだ。

506考える名無しさん2018/06/07(木) 18:20:29.790
以下参考までに、『茶の本』「第三章 道教と禅道」(岡倉覚三・天心 村岡博訳)より
「しかしながら、道教がアジア人の生活に対してなしたおもな貢献は美学の領域であった。
シナの歴史家は道教のことを常に「処世術」と呼んでいる、というのは道教は現在を――わ
れら自身を取り扱うものであるから。われらこそ神と自然の相会うところ、きのうとあすの
分かれるところである。(略)人生の術はわれらの環境に対して絶えず安排するにある。
道教は浮世をこんなものだとあきらめて、儒教徒や仏教徒とは異なって、この憂き世の中
にも美を見いだそうと努めている。」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html

このなかの「処世(術)」の英訳 (to be in the being of the world)がハイデガーの世界内存在
(in-der-Welt-sein)に繋がったとされる。

荘子の「処世」は「世に処(お)る(In-Sein)」と「世に処する(Ver-walten)」の二つを兼ねる。
(処世は荘子自身の用語ではない。荘子はむしろ処世を超越せよと説く)

以下、今道友信「一哲学者が歩んだ道」(中央公論1999年1月号)より
http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5022
「私の恩師の一人、伊藤吉之助は一九一八年、第一次世界大戦直後、ドイツに留学、その
ときハイデガーを教師に雇いました。敗戦後のドイツはひどいインフレ で、連合国側の日本の
留学生のポケットマネーはドイツの若い学者たちには魅力的でした。(中略)伊藤は帰国に際し、
お礼の心づもりで『茶の本』の独 訳"Das Buch von tee"をハイデガーに手渡しました。それが
一九一九年。そして一九二五年にハイデガーの名を高からしめた『存在と時間』が出版され、
あの術語がことわり もなしに使われていたので、伊藤は驚くと同時に憤慨もしていました。
それからはるか後年の一九四五年、「いやあ、世話にはなっだんだが、やづければよがっ
だなあ」と庄内弁で私に述懐なさったことがあります。」
(後に『知の光を求めて―一哲学者の歩んだ道』今道友信  2000/3 に再録)

この説はハイデガーの老子への興味も説明出来るので十分信憑性がある。

507考える名無しさん2018/06/07(木) 22:32:35.000
くだらん

508考える名無しさん2018/06/07(木) 22:58:41.630
100年近く前のドイツ語に翻訳されて出版された岡倉天心の本ならなぜか持っている。
随分前に入手したものだけど、まだ読んでいない。確か値段は、数百円くらいだった。

509考える名無しさん2018/06/07(木) 23:03:22.430
前の×
前に○

510考える名無しさん2018/06/08(金) 00:27:21.160
どんどん役に立たなくなってて面白い。

511考える名無しさん2018/06/08(金) 01:00:40.490
茶の本のバックボーンは道教
仏教にはない発生論がそこにはある


参考:
"Heidegger and Asian Thought"p.102-103
(1947年8月9日ハイデガーからシャオ氏への手紙における老子#15の引用)
http://books.google.co.jp/books?id=uOvIJSN5LEEC&pg=PA102&img=1&zoom=3&hl=ja&sig=ACfU3U2HP6osFw-63zP_EbO2mT8WB48BSg&w=685
https://i.gyazo.com/1e66ad00efeccd36287cd4dbff241036.jpg

山小屋にて1947年8月9日 

親愛なるシャオ様

私は度々あなたを思い出します。またすぐにあなたとの会話を
再開できればうれしいです。
あなたが私に書いてくれた次の行を考えています。

孰能濁以靜之徐清。孰能安以動之徐生。

濁りを静め、澄みきるように誰れができようか。
動かないところから生き生き成長させるところまで、誰れができようか。

道徳経(天の道)より

親愛なる情を持って 
あなたのマルティン・ハイデガーより

512考える名無しさん2018/06/08(金) 15:49:06.130
>>506
あたりまえだろ
 
1946年に
ハイデガーは『老子』の翻訳をしている

513考える名無しさん2018/06/08(金) 20:38:19.380
>>503
ハイデガーの実存主義ってのは、存在とは単独で成立するもんじゃなくて
他との関係性において成り立つといった、仏教の縁起や禅をを参考にした宗教だからつまらない
しかも、そこまで心の論理を追求した結果がナチスかよと

514考える名無しさん2018/06/08(金) 20:41:56.030
>>513
どの本読んだの?

515考える名無しさん2018/06/08(金) 21:07:10.560
>>513
読んだことないだろ?

516考える名無しさん2018/06/08(金) 21:13:04.880
何にも学んでねえヤツのほうがマシなんじゃねえかな
人間の知恵だから読む値打ちがあるのに
そのまんまに戻ってどうするつもりなんだ

517考える名無しさん2018/06/08(金) 23:17:35.940
老子の無即有というモデル>>486-487は、ドイツ観念論のモデル>>381と同じでしょ?

518考える名無しさん2018/06/08(金) 23:18:10.970
ルター「ハイデルベルク討論」における解体/構築

<解説>

「ハイデルベルク討論」の終わりのところで「十字架の神学」が隠れたる神の逆説として展開する。
ルターによるとキリストにおいて自己を啓示する神、つまり顕れた神は、もっとも深く自身を隠している神である。
(略)キリストは苦難と十字架というローマの極刑に付けられた、見るかげもない哀れな姿において自己自身をあらわす。

<本文>

(19)神の「見えない本質が」「造られたものによって理解されると認める」者は、神学者と呼ばれるにふさわしくない[ローマ 1:20]。
(20)だが神の見える本質と神のうしろ[出エジプト 33:23]とが、受難と十字架によって認められると理解する者は、神学者と呼ばれるにふさわしい。

[独語] Die Heidelberger Disputation
http://www.reformatorischeschriften.de/Hddisp/hddisput.html

[英語] The Heidelberg Disputation
http://www.catchpenny.org/heidel.html

解説…『ルター神学討論集』 マルティン・ルター、金子晴勇 (2010)
本文…『ルター著作選集』 マルティン・ルター、徳善義和ほか (2012)

519考える名無しさん2018/06/08(金) 23:18:23.830
>>518
(19)はアリストテレス主義的スコラ学派による「栄光の神学」
(20)はパウロによる「十字架の神学」

ルターはギリシャ的スコラ神学を解体し、原始キリスト教的性格を洗い出した。

520考える名無しさん2018/06/08(金) 23:18:48.740
>>518
デリダの脱構築(déconstruction) → ハイデガーの解体(Destruktion) → ルターの解体(destructio)

の経緯については、以下が詳しい。

・宮ア裕助 「プロト脱構築について――ルター、ハイデガー、デリダ」
 『現代思想 2018年2月臨時増刊号 総特集=ハイデガー -黒ノート・存在と時間・技術への問い-』

・茂牧人 「なぜ日本にキリスト教哲学が必要なのか」 (2009)
 https://serve.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=49&block_id=42&item_id=1245&item_no=1
 ハイデガーとルター

521考える名無しさん2018/06/08(金) 23:19:15.640
ハイデガー → ドイツ観念論(ヘーゲル・シェリング>>381) → ルター>>518 → キリスト教 → 古代ギリシャの自然哲学>>496-498

522DJgensei artchive gemmar2018/06/08(金) 23:19:52.860
何も学ばすにいる人、例えば読書をしない人が、宇宙世界のほとんどなら
罪悪心や呵責を背負っている悲しきヒトになることも、不可能な切なさがありえる
のです。

523考える名無しさん2018/06/09(土) 11:34:47.790
>>522
そうですね。

524考える名無しさん2018/06/10(日) 11:53:01.920
>>521
ハイデガー『存在と時間』

“それ自身の歴史に透明な見通しをつけることが
 われわれの課題なのであるから、
 固定化した伝統を解きほごして、
 その伝統が生みだしてきた蔽塞状態を解消することが必要となる。
 この課題をわれわれは、存在問題を手びきとして、
 古代的存在論の伝承的形態を解体し、
 かつて存在の最初の ―そしてそれ以来主導的となった― 諸規定が
 そこで得られた根源的諸経験へひきもどす
 解体作業(Destruktion)という意味でうけとる。”

― (序論2-6節) 細谷訳

525考える名無しさん2018/06/10(日) 11:57:03.560
ただ、真理(アレーテイア)モデルは古くからあるが、
さもすると、事物の陰に、来るべき真理の到来を
待ち続けることになる。メシア思想や真の革命などもそう。

だから、デリダはそれを反転させた。
自分の書くところ「エクリチュール」こそが世界であると。

526考える名無しさん2018/06/10(日) 12:04:57.730
デリダはクズ

527考える名無しさん2018/06/10(日) 14:43:53.830
>>516
お前こそハイデッガーの存在論を認識論かなんかと誤解してるんじゃないか

528考える名無しさん2018/06/10(日) 16:54:42.020
ハイデガーってなんで完成した著作が1冊もないんだ?

529考える名無しさん2018/06/10(日) 19:17:20.390
>>527
ハイデッガーの存在論て、なに?

530考える名無しさん2018/06/10(日) 19:45:49.730
そんなこと一々聞かなきゃ分からないようなやつが何故ここにいるの??

531考える名無しさん2018/06/10(日) 19:55:06.740
>>530
説明できる人がいるの?

532考える名無しさん2018/06/10(日) 19:57:08.490
分かってるならあなたが説明してみてよ

533考える名無しさん2018/06/10(日) 20:05:38.200
>>532
僕が聞いてるんだよ?w

534考える名無しさん2018/06/10(日) 20:10:04.170
質問に質問を返さないで下さい!

535考える名無しさん2018/06/10(日) 20:11:47.930
>>534
>>529が最初の質問だよ?

あたま、大丈夫?

536考える名無しさん2018/06/10(日) 22:31:12.780
>>529
>ハイデッガーの存在論て、なに?

 《〜がある》《〜である》における〈ある〉とは何を実は意味しているのか、を究明する論稿
だとひとまずは言ってよいでしょう。

537考える名無しさん2018/06/10(日) 22:39:56.500
>>536
それだと言語論だよね。

視点によっては認識論だ。

538考える名無しさん2018/06/10(日) 23:48:35.950
>>525
取り敢えずひっくり返してみる人居るよね

539考える名無しさん2018/06/11(月) 17:50:10.810
ハイデガーにとって存在論はメインじゃない
ハイデガーのメインは小乗仏教的な救済
あくまで彼自身の心の安定思想
だから他人とか社会がどうこうというの視点はない

540美魔女 ◆pFEO6hs5XI 2018/06/11(月) 17:54:11.250
>>539
なるほど。💇

そういえば、ハイデガーは

精神疾患だったらしいね✨✨

541考える名無しさん2018/06/11(月) 18:08:53.450
>>540
らしいね
最近日本でもいくつかハイデガーの精神状態を巡って
医学者による論文も出てきているみたい
ちゃんと記録にも精神科医にかかっていた記録残っているから
そうなんだろうね

542考える名無しさん2018/06/11(月) 18:28:41.950
カント研究者としてのハイデガーは面白そうなんだけどな。

543考える名無しさん2018/06/11(月) 19:50:06.250
柄谷行人はハイデガーの存在論を「ハイデガーが究極的に見出すのは、自己言及的な形式体系、あるいは自己差異
的な差異体系である」としてある程度評価しています(定本第2集p.133)。
ちなみに、存在=メタレベル、存在者=オブジェクトレベルという柄谷の解釈を東浩紀は受け継いで図解↓しています。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200804/28/41/a0024841_4162993.jpg


    ↓メタレベル(存在)
       _____
      (  __ )↑論理形式の産出 
       )(  )|                   
      /↓ \//___実存論的構造(2レベルの媒介)
     /規定 //  
    /  _| |\ ↑
   / _/   | \
  /_/______\_\オブジェクトレベル(存在者)
 //   ☆現存在  \_\
(○ (メタレベルへの入り口) )
 \○__○____○_____/

○=客体的存在者

四方界は上の図を真上から見たと考えればいい

544考える名無しさん2018/06/11(月) 19:51:18.390
ただし、実際にハイデガー自身が書いた図はそれとは違っています。
http://pds.exblog.jp/pds/1/200710/14/41/a0024841_15442757.jpg

上記は、「ハイデッガーが講堂の黒板に描いた図形、現存在の図示としておそらく唯一の物と思われる図形」(*)です。
それでも複数のクラインの壷を上から見たのだと解釈すれば整合性があります。また、右上を余白にした所に図を見る
ものの「脱自」を促す余地があり、ハイデガーはその点さすがだと思われます。クラインの壷だと図を見るものの位置が
超越的になってしますので、ハイデガーの意図とズレてしまうでしょうから。


上記図のハイデガー自身の解説:
「次ページの図は、人間の実存がその本質根拠において、決してどこかに事物的に存在している対象ではなく、
ましてや、それ自身の内で完結した対象ですらないということを明示するためのものでしかない。 (略)現存在と
して実存するとは次のことを意味する。現存在が「開け」られていることからもろもろの所与がそれに向かって
語りかけてくるが、その意味指示性を認取しうることによってある領域を開けたままにしておくというのがその
意味である。人間の現存在は、認取しうることの領域として、決して単に事物的に存在する対象ではない。反対
にそれはそもそも決して、もともと決していかなる場合であろうとも、対象化すべき何かではない。 」
ハイデッガー『ツォリコーン・ゼミナール』(みすず書房1991年,p3) より
(参考サイト:http://www.archi.kyoto-u.ac.jp/~maeda-lab/A_maeda/A03_thesises/A03_thesis_room.html)リンク切れ

545考える名無しさん2018/06/11(月) 20:17:48.470
>>543-544
面白いねそれ
つまりハイデガー自身の説明と
柄谷行人のような第三者のハイデガー解釈はほとんどの場合は違う
 
ハイデガーの思考というか頭の中というのは
なぜか外部から思考が完全に閉じているように思える
やはりちょっとなにか障害があったんだろうね

546考える名無しさん2018/06/12(火) 00:36:38.250
>>544
それ、人間は変化し続ける、の一言でよくね?

547考える名無しさん2018/06/12(火) 13:02:06.750
万物は流転する

ゆく河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず

新着レスの表示
レスを投稿する