中国哲学総合スレ [無断転載禁止]©2ch.net

1考える名無しさん2017/07/08(土) 16:37:37.180
中国の思想と哲学

41考える名無しさん2018/05/02(水) 23:24:17.000
>>35
>老子や荘子は「不老長生」を最大目標とする、老人っぽい思想だと思うが

「不老長生」を大きな目標としたのは『老子』と『荘子』を聖典とした後の時代の道家であり、
『老子』や『荘子』はべつに「不老長生」を最大目標として書かれた書物でもなければ、「老人
っぽい思想」でもないでしょ

ただ『老子』は、知恵が深くよく練られているという意味で老練老巧と評されるが、その通りだ
と思う
『荘子』は説話の発想の奇抜さから言っても、「老人っぽい思想」とはまったく無縁な思想だ

42考える名無しさん2018/06/07(木) 23:14:30.760

43考える名無しさん2018/06/07(木) 23:15:17.620
「老子道徳経」各種翻訳

・『老子』 小川環樹、高木智見、中公クラシックス (2005)
・『老子』 福永光司、ちくま学芸文庫 (2013)
・『老子』 蜂屋邦夫、岩波文庫 (2008)
・『老子 無知無欲のすすめ』 金谷治、講談社学術文庫 (1997)
・『エッセンシャルタオ 老子』 加島祥造、ちくま文庫 (2005)
・『老子<全> 自在に生きる81章』 王明、地湧社 (2005)
・『老子道徳経 井筒俊彦英文著作翻訳コレクション1』 井筒俊彦、慶應義塾大学出版会 (2017)

44考える名無しさん2018/06/07(木) 23:50:50.720
「老子」上篇 第一章

道可道、非常道。
名可名、非常名。
無名天地之始、有名萬物之母。
故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。
此兩者同出而異名。同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。

[口語訳]

『道(世界の根本原理)』が語りうるものであれば、それは不変の道ではない。
『名』が名づけられるものであれば、それは不変の名ではない。

名の無い『無名』は天地の始まりであり、名の有る『有名』は万物の母である。
その為、無欲の者は、世界の妙(素晴らしい本質)を見ることができるが、
欲にまみれた者は、世界の徼(取るに足りない末端)しか見ることができない。

この二つ(無名と有名)は同じものから出てくるが、それぞれに名前が異なっている。
この同じものを『玄(神秘)』といい、
玄の中でも最も玄なもの、それが衆妙の門(「全ての妙」を生み出す門)である。

45考える名無しさん2018/06/08(金) 23:46:10.520
老子は訳者によって随分と変わるから、何冊か読み比べないといけない

46考える名無しさん2018/06/09(土) 23:03:35.130
>>44
なんだこの口語訳は。ひどいな
誰の訳?

47考える名無しさん2018/06/09(土) 23:08:03.400
>>46
良い訳とは?

48考える名無しさん2018/06/09(土) 23:09:20.100
>>47
質問に質問を返すなw

49考える名無しさん2018/06/09(土) 23:23:36.630
>>48
お手本は?

50考える名無しさん2018/06/09(土) 23:29:52.800
誰の訳か教えてくれたら示すよ

51考える名無しさん2018/06/10(日) 00:15:21.780
>>50
自分で探せ

52考える名無しさん2018/06/10(日) 00:25:41.820
>>51
面倒だからもういいや
翻訳からして大した詳しくない人のということは解るから

53考える名無しさん2018/06/11(月) 23:06:43.380
>>43
この中に紹介されているけど、
『老子』 福永光司、ちくま学芸文庫 (2013)
なんか福永光司だからいいと思う。
福永光司
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%B0%B8%E5%85%89%E5%8F%B8

ただ、アマゾンレビューによると、ちくま学芸文庫の
『荘子』シリーズは、昔の福永光司の訳に興膳宏が手
を加えていて「ずたずた」にしているそうだ。

54考える名無しさん2018/06/12(火) 00:39:04.020
>>53
手元にあるのはちくま学芸文庫版だった。
悪くはないと思う。

55考える名無しさん2018/06/12(火) 00:39:48.030
今のところ、決定的なものはないという感じ。
全体として形而上学的で、「玄」という言葉については神秘という説明があるものがいいと思った。


・《老子》第1章に〈玄のまた玄,衆妙の門〉とあるように,存在の根源にある幽遠にして神秘的なものをあらわす。
・微妙で奥深いこと。深遠なおもむき。
・玄の字は黒い糸を束ねた形で、かすかで見にくいところから天の色とされ、また北方の色とされた。
・赤または黄を含む黒色。

56考える名無しさん2018/06/12(火) 01:11:37.440
天地玄黄(千字文より)

玄は黒を意味し、天地は黒と黄色のストライプカラーであることを意味する

57考える名無しさん2018/06/12(火) 01:23:56.110
玄は幽玄の玄。その現われ方は現象学的でもある。

58考える名無しさん2018/06/12(火) 15:16:02.650
陟彼高岡 我馬玄黄(詩経卷耳より)

かの高い山を登ったら
私の馬が虎模様になった

59考える名無しさん2018/06/12(火) 22:12:02.330
訂正
あの高い丘を超えてきたので
私の馬が虎模様

60考える名無しさん2018/06/12(火) 23:40:06.420
なるほど

61考える名無しさん2018/06/12(火) 23:41:16.820
「老子」 第二十一章(抜粋)

道之為物、惟恍惟惚。
惚兮恍兮、其中有象。
恍兮惚兮、其中有物。

道の物たる、ただ恍ただ惚。
惚たり恍たり、その中に象有り。
恍たり惚たり、その中に物有り。

「道」というものは、実におぼろげで捉えにくい。
捉えにくくておぼろげであるが、その中には象(かたち)が潜む。
おぼろげであり捉えにくいが、その中には物(実体)がある。

62考える名無しさん2018/06/12(火) 23:42:38.910
>>61
第一章にもある、「道」の質感というか空気感というのはこういうものなんだろう

63考える名無しさん2018/06/12(火) 23:45:07.100
恍惚

64考える名無しさん2018/06/12(火) 23:45:44.930
「老子」 第十六章(抜粋)

致虚極、守静篤。
万物並作、吾以観復。

虚を致すこと極まり、静を守ること篤し。
万物並び作(おこ)れども、吾は以て復るを観る。

心を出来る限り空虚にし、深い静けさをしっかりと守る。
すると、万物はあまねく生じるが、わたしには、それらが元に返っていくのがみてとれる。

65考える名無しさん2018/06/12(火) 23:46:06.440
>>64
これなどは仏教に近い

66考える名無しさん2018/06/12(火) 23:46:28.500
「老子」 第四十一章(抜粋)

天下万物生於有、
有生於無。

天下の万物は有より生じ、
有は無より生ず。

67考える名無しさん2018/06/12(火) 23:47:09.720
>>66
老子存在論の基本

68考える名無しさん2018/06/12(火) 23:48:19.950
ハイデガーが引用した老子 『道徳経』 第11箴言

“三十の輻(や)が車輪中心の轂(こしき)に当たっている。
 だが然し、それらの輻の中の空隙が、車輪の有を許し与えているのだ。〈略〉

 有るものは、有用性を生ぜしめる。
 有らざるものが、有を許し与えるのだ。”

― 『ハイデッガー全集 75 ヘルダーリンに寄せて』p47-48

69考える名無しさん2018/06/12(火) 23:49:00.880
>>68は無が有をあらしめるというもの

70考える名無しさん2018/06/12(火) 23:49:53.350
“真昼時――地上の万物がそれぞれの輪郭線を露出しつつ
 キラビヤカに浮かびあがる光の世界――に、
 どこからともなく夕闇の翳りしのび寄ってくる。
 事物は相互の明確な差別を失い、浮動的・流動的となって、
 各自本来の固定性を喪失し、互いに滲透し合って次第に原初の混沌に戻ろうとする。
 有分節的世界が己れの無分節的次元に回帰しようとする両者の中間に拡がる薄暮の空間、
 存在の深層領域が、人々の好奇心をさそう。
 地上の一切が真の闇の中に没して完全に無化されてしまう直前のひと時の暗さには、
 何か言いしれぬ魅惑がある。”

― 井筒俊彦 「監修者のことば」 (エラノス叢書 『一なるものと多なるもの〈1〉』(1991))

71考える名無しさん2018/06/12(火) 23:52:57.950
深秘としての存在世界とでもいったらいいか。
井筒やハイデガーには、老子の影響が見て取れる。

72考える名無しさん2018/06/13(水) 00:02:20.720
>>65
中国仏教がこれに似せたんだよ

73考える名無しさん2018/06/13(水) 00:16:38.560
仏典の内容が『老子』と似ているのは、
老子が天竺に赴き釈迦を教化したからであるとか、
釈迦とは西に出た老子その人であるなどといった、「老子化胡説」というのもある。

74考える名無しさん2018/06/13(水) 00:19:30.280
哲学にしても仏教にしても、今のフェーズはポスト神秘主義だが

75考える名無しさん2018/06/13(水) 14:02:10.340
荘子 天地篇
子貢南遊於楚、反於晋、過漢陰、見一丈人方将為圃畦、鑿隧而入井、抱甕而出灌、滑滑然用力甚多而見功寡。
子貢曰「有械於此、一日浸百畦、用力甚寡而見功多、夫子不欲乎?」
為圃者仰而視之曰「奈何?」
曰「鑿木為機、後重前軽、挈水若抽、數如失湯、其名為棉。
為圃者忿然作色而笑曰「吾聞之吾師、『有機械者必有機事、有機事者必有機心。機心存於胸中、則純白不備、純白不備、則神生不定。
神生不定者、道之所不載也。』吾非不知、羞而不為也。」
子貢瞞然慚、俯而不對。

はぁ?
じゃあ甕すら使うなや
雨が降るまで待ってろよ

76考える名無しさん2018/06/13(水) 21:26:31.450
“そもそも大地の吐き出す息を、名付けて風という。
 風は吹かなければ何ということもないが、ひとたび吹き起こるや、ありとあらゆる穴が激しく鳴りたてる。
 おまえもあの遠くふきよせるヒューヒューという音を聞いたことがあるだろう。
 ざわめき揺れる山林で、百抱えもある大木の穴という穴
 ―鼻のようなもの、臼のようなもの、窪地のようなもの、水たまりのようなもの―
 そこから水のいわばしるような音、矢が飛ぶような音、どなりつけるような音、息を吸うような音、
 叫ぶような音、泣きわめくような音、くぐもったような音、悲鳴を上げるような音などが噴出して、
 前の音がフウッとなれば、後の音はゴオッと応ずる。”
 
“…そんな音を出させるのはいったい何者なんだろう。 ”

― 荘子 「斉物論篇第二、天の籟(ふえ)」

77考える名無しさん2018/06/13(水) 21:32:56.770
>>44>>76
一なるものからの発出論、あるいは絶対無分節者からの存在分節化の例。
創造神話などと比較がされる。

78考える名無しさん2018/06/13(水) 21:35:24.610
>>71
シュレーディンガーやハイゼンベルク、ニールス・ボーアなどの原子物理学者が
ブッダや老荘を読んでいた。そういう時代でもあった。

「われわれはブッダや老子といった思索家がかつて直面した認識上の問題にたち帰り、
 大いなる存在のドラマのなかで、観客でもあり演技者でもある
 我々の位置を調和あるものとするように努めねばならない。」 (ニールス・ボーア Wikiより)

79考える名無しさん2018/06/13(水) 21:36:08.260
老荘は、中国ではカウンターカルチャー

80考える名無しさん2018/06/13(水) 21:43:14.480

81考える名無しさん2018/06/13(水) 21:48:43.320
「紋章」

82考える名無しさん2018/06/13(水) 22:20:52.450
勲章の紋章らしい

83考える名無しさん2018/06/14(木) 22:29:54.370
“本書を執筆するきっかけとなったのは、五年前のある美しい体験である。
 夏も終わりに近いある午後、海辺に腰をおろし寄せくる波を見つめながら、わたしは自分の呼吸のリズムを感じていた。
 と、その時、とりまくすべてが壮大なコズミック・ダンスを舞っていることに気がついた。

 まわりの砂や岩、海や空気が振動する分子あるいは原子で構成されていること。
 その分子や原子が粒子からなりたち、たがいに他の粒子を生成、消滅させつつ相互作用していること。[略]
 また、地球の大気には「宇宙線」(コズミック・レイ)が絶えず降り注いでいて、
 高エネルギ−粒子である宇宙線が大気に突入する時に、衝突を無数に繰り返している…”

― フリッチョフ・カプラ 『タオ自然学』 (1979)

84考える名無しさん2018/06/14(木) 22:30:37.830
>>83
仏教…原始仏教と大乗仏教、禅、華厳
中国…老荘、易経、淮南子
印度…ヒンドゥー、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター

これぐらいの話が読み分けられている。

85考える名無しさん2018/06/14(木) 22:31:07.270
鍵概念は「万物の合一性 the unity of all things」

86考える名無しさん2018/10/09(火) 01:00:05.760
>>80
韓国が起源ニダ

87考える名無しさん2018/10/10(水) 13:36:02.550
>>83
すべて韓思想で説明できる

88考える名無しさん2018/10/14(日) 11:17:43.260
中国哲学といえば、朱子学ですな

89学術2018/10/14(日) 11:55:21.710
老子 荘子 と 一緒くたにせず 分岐して出会うこともまれな方が。いずれは。

90考える名無しさん2018/10/14(日) 17:30:56.870
朱子学の真価は韓思想において結実した

91考える名無しさん2018/10/18(木) 01:35:33.080
老子も荘子も韓半島で修行して一流になった

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