哲学書新刊情報7
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数百万でそれぞれ異なる個性。これを公正に分配できるというなら、してもらいたい。
おそらく、まだ誰もそんなことはできないにちがいない。
再分配できずに余った商品は、どうせ分配役の胴元(支配者)がしかたなくもらっていくか、いらずに捨てられる。 なぜ人に取ってトラウマ的、病的な平等を近代西洋で発明されたのか
大きな理由は生産性向上のためだろう。
人々を国民として平等な単位として磨きあげることで、生産性は飛躍的に向上する。
富国強兵のためには国家は懸命に国民の平等を推進する。
労働者の富を物々交換するための、
情報媒体の効率、物流の効率の向上もその一つだろう。 >>102
平等の概念は、紀元前のインドで始まったものだぞ。
平等が西洋由来なんてのは、日本人に多くみられる誤解だ。 丸暗記で不自然だと繁殖事故被害。合体事故でもいい面も。仮想仏狂。
等しい人 愛しい。 >>101
前置きはこのぐらいにして、
再配分の効率化が平等を生むと。
大きな二つの疑問があるな
一つは、経済学の基本、富とは希少性である。
再配分が進めば富は失われていく。
二つ目、たとえばネットの発達は、情報の再配分を進めて、マスミコや既得権力を解体した。
すなわに彼らの希少性という富は溶解した。
しかしグーグルやアマゾンなど新たな情報の独占によるさらに巨大な権力を生み出した。
再配分の効率は、逆には集約の効率化としても働く。
だから平等でなく、慈悲ネットワークの登場ですね。
メルカリですね。 ■みそけん大いに語る
なぜシェアリングエコノミーは、真のIT革命なのか。
IT革命は、生産、流通の民主化を行った。かつて大企業が高い投資でしかできなかったことが、個人で安価にできる。そしてそれを必要な人に届けることもできる。
ただ最後のパーツがなかった。そこから金を取る方法。だからみんなネットに無料で公開する。
一生懸命働いても趣味にしかならない。そしてそのネット上の人々が作った有用な商品、宝の山から金をとるのがグーグル、ユーチューブなどアフィリエートなどわずかな金を生産者に払って
でもいま換金手段がやっとできつつある。まあ、ビットコインは失敗したが?それに変わるものが次々出てくる。
あるいはメルカリみたいな仕組みも広がりつつある。要するにC to Cだね。
今一番も問題は、C to Cの支払いシステムがない。あっても、中間マージンが高い。現金を渡すように、1 円単位の支払いをできる交換システムがなければ、C to Cは成立しない。
なぜならネットは一人1円を一万人集めるシステムだからだ。今のネット上の価値交換は、いいね!だ。関心交換は活発だ。
これを貨幣価値化するには1円単位が重要になる。
シェアリングエコノミーの重要な特徴は、それが商品貨幣等価交換ではないということ。
そこにあるのは、贈与交換なのだ。 >>107
その視点はなかったな。
富と希少性か。
確かに、需要供給曲線からはそうなることもあるかもしれない。
しかし、富というものは、生活水準を維持できる貯蓄があれば、
希少性はそれほど重要ではないのではないか。
基本的人権を実現するだけの経済生産がされてばよいのではないかと考えてしまうな。
労働者がどれだけの対価を与えられるべきかという基準、
応賞必罰の基準をみんなで考えている感があるね。
そういえば、最近、人の感情は67種類あると解明されたらしいけど。
脳波で67種類あるとか。
それで、発明や芸術を作る時に、誰がどれだけ新しいことを考えたのかが、
心を読む機械で少しづつわかってきているらしいよ。
すごいことになるといいね。 >>111
資本主義は経済成長がないと終わる。
経済成長がないということは簡単にはもう新製品は作らないというこだ。
同じことを繰り返すなら効率は上がる。
効率があがるなら、労働力は少なくて済む。
労働者の一部は失業する。
そこで出てくるのがベーシックインカムだ。
経済成長を止めて人々は決められた仕事量だけこなして、あとは休んで、富は平等に分配する。 時間の止まった社会。
もっと美味しいものを食べたいと思わない。
もっと面白いゲームも求めない。
年間がんで100万人死ねこともうけいれる。
震災が来て一万人死ねことも、
すべて許容する。 近代以前は時間の止まった世界だった。
何代も何代も同じ水準、生活を繰り返す。 >>112
いや、新しい企業を作るのに株式の発行はありえるが。
会社の経営は、技術革新による新商品がなくても、同じ商品を売ることで会社の意地はできる。
波平は、技術者の苦労が頭に入ってない。
波平は、何もしなくても効率があがっていくといっているが、それは許しがたい経営者だ。
社員の創意工夫にまったく気づいていない。
波平は、極めて悪質な企業理念をもっているといえるだろう。 時間が止まり、富が固定された社会では、
再びゼロサムゲームが始まるか?
すなわち富は固定だから、増やすには他から略奪するしかない。
近代はそれを経済成長という富が増えることを前提に、ウィンウィンゲームと転換した。
決められた富を取り合うより、ともに増やしてともに豊かになろう。 >>116
なぜ同じ製品の価格は下がり続ける。
繰り返せば知は蓄積されて効率はあがる。
そして少ない労働力でできるようになる。
だから企業には必ず新製品が必要なのだ。 >>118
いや、同じ商品の値段は下がっていってないぞ。
波平がどういう買い物を普段しているのか謎だよ。 たとえば商品名が同じだから同じこ商品だと思ってるかもしれないが、
それ定期的に改善された新商品だからな。 >>121
あ、すまない。
新商品が発売されると、旧型の値段は下がるね。
まちがえた。 グリコキャラメルだって日々改善されて新商品化されてるから。
経済成長やめると言うことは、そういうことも全部やめると言うこと >>125
じゃあグリコキャラメルのオマケが無くなったのは日本が経済衰退したってことの現れかw >>126
豊かになって、オマケの価値が下がったんだろう。
生キャラメルブームもあったし、グルメ味や健康のために新製品を開発したのでは? 『現代思想2018年9月号 特集=考古学の思想』
中沢新一+山極寿一「生きられた世界を復元できるか」
溝口孝司+國分功一郎+佐藤啓介「考古学と哲学」
ほか 『現代思想2019年1月号 特集=現代思想の総展望2019 ポスト・ヒューマニティーズ』
「ポスト・ヒューマニティーズ」の誕生を宣言
思弁的実在論・新しい唯物論・オブジェクト指向存在論…といった思想の新潮流にAI・人新世・フェミニズム・加速主義…といった社会の諸問題が絡み合う。
私たちはここに「ポスト・ヒューマニティーズ」の誕生を宣言し、主要な論者たちとともにそのひらかれつつある未来を展望する。
≫≫Post / Non-Human(ities)
【討議】
小泉義之 千葉雅也 仲山ひふみ / 思弁的実在論「以後」とトランプ時代の諸問題
【思弁的唯物論/新しい実在論】
Q・メイヤスー 立花 史訳 / 反復・重復・再演 意味を欠いた記号の思弁的分析
P・ボゴシアン 島村修平訳 / 規範的なものについての相対主義
近藤和敬 / メイヤスーとバディウ 真理の一義性について
≫≫Nature / Materiality
【自然/人新世】
I・H・グラント 浅沼光樹訳 / 自然はあるがままにとどまるのか――力動性と先行性基準
篠原雅武 / 人新世的状況における「人間の条件」の解体についての試論 ポスト・ヒューマン公共空間へ
【身体】
入不二基義 / レスリング行為/レスリングする身体 ≫≫Social Theories
【加速主義/新反動主義】
N・ランド 小倉拓也訳 / 死と遣る――タナトスと欲望する生産についての所見
水嶋一憲 / コミュニケーション資本主義と加速主義を超えて――横断個体性の政治のために
【フェミニズム】
R・ブライドッティ 門林岳史 増田展大 訳 / 批判的ポストヒューマニティーズのための理論的枠組み
【討議】
岸 政彦 信田さよ子 / マジョリティとはだれか
≫≫Art / Aesthetics
【オブジェクト】
G・ハーマン 飯盛元章 小嶋恭道訳 唯物論では解決にならない 物質、形式、ミーメーシスについて
≫≫Chart
【図解】
ポスト・ヒューマニティーズの思想地図と小事典 / 飯盛元章
他に 『推移的存在論』 アラン・バディウ (2018/12/14)
ドゥルーズ、デリダ、フーコー、ラカンとともにフランス現代思想の一角を占め、
カンギレムやカヴァイエスといった数理哲学の文脈や英語圏の議論をも参照しながら、
数学と哲学を独自な形で一体にさせ、メイヤスーらに引き継がれる議論の素地を作った、アラン・バディウ。
『存在と出来事』のエッセンスを閉じ込め、集合論・圏論を踏まえて〈数学とは存在論である〉と宣言する! 『マルクス・ガブリエル:欲望の時代を哲学する』 (2018/12/11)
丸山俊一、NHK「欲望の時代の哲学」制作班 『思想 2018年11月号 カントという衝撃』
思想の言葉………飯田 隆
「カントに政治哲学があるか」という問いをめぐって ……………寺田俊郎
無限と性格 ――カントの遺稿の自由論 ……………城戸 淳
カントとコモンセンス……………小谷英生
欲望と道徳法則――ジャック・ラカンによるカント倫理学……………山蔦真之
カント義務論と「自己自身に対する義務」の問題……………御子柴善之
「表象にほかならないということ」――心の外へと向かうためのスアレス的方法?……………ヴォルフガング・エアトル
形而上学の「進歩」について……………山根雄一郎
純粋理性批判の秘密コード――理性批判とは何をすることであったのか……………P戸一夫
超越論的観念論と反応依存性――その反-懐疑論的帰結……………千葉清史
綜合的判断と実在性――カントによる分析的/綜合的の区別の成立……………檜垣良成
数理科学とカント哲学の可能性……………藤本 忠
新カント派と心理学――相互批判的関係とその結末……………ウーヴェ・ヴォルフラート
文化主義の帰趨――新カント学派の哲学と「文化主義」……………大橋容一郎 脳が震え上がる
量子の意識理論
Kindleから2019/01/02出版 『思想 2019年1月号 ヘーゲル復権』
思想の言葉………熊野純彦
多元的存在論の体系ーーノン・スタンダード存在論としてのヘーゲル「エンチュクロペディ」……………大河内 泰
統覚的自我と経験的自己ーーヘーゲル『精神現象学』「主人と奴隷」の異端的解釈に向けて……………ジョン・マクダウェル
〈研究動向〉復活するヘーゲル形而上学……………飯泉佑介
行為者性の社会理論ーーコースガード・ピピン・ヘーゲル……………川瀬和也
ヘーゲルにおけるカテゴリー問題……………マルクス・ガブリエル
ヘーゲル論理学の意味論的解釈ーーヘーゲルと分析哲学……………硲 智樹
シェリングとヘーゲルの差異をめぐってーーヘーゲル批判への応答可能性を探る……………三重野清顕
貧者は承認されうるのか?ーー資本主義における承認の野蛮化をめぐって……………斎藤幸平
憲法と戦争ーーヘーゲルの国家論における多元性……………濱 良祐
ヘーゲルとパフォーマティヴィティーー『精神現象学』「自己疎外的精神の世界」とジュディス・バトラー……………岡崎 龍 『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』 千葉雅也、二村ヒトシ、柴田英里 (2018/12/21) 2019 01/31 [Thu] 19:00 〜 21:30(開場18:00)ゲンロン主催イベント
柴田英里 × 千葉雅也 × 二村ヒトシ
『欲望会議』刊行記念イベント
https://genron-cafe.jp/event/20190131/ 『ドゥルーズの21世紀』 檜垣立哉、小泉義之、合田正人 編 (2019/1/25)
はじめに |近藤和敬
第T部 ドゥルーズを究める
哲学の奇妙な闘い |宇野邦一
現行犯での伝説化――ドゥルーズの芸術論における映画の身分についての試論 |小倉拓也
『差異と反復』をさまようヘルマン・コーエンの亡霊 |合田正人
〈身体-戦争機械〉論について――実践から戦略へ |江川隆男
シモンドンと超越論的経験論の構築 |アンヌ・ソヴァニャルグ〔上野隆弘/平田公威訳〕
『差異と反復』におけるトリガーとしての問いの存在論 |小林卓也
第U部 ドゥルーズを広げる
類似的他者――ドゥルーズ的想像力と自閉症の問題 |國分功一郎
ドゥルーズと制度の理論 |西川耕平
スキゾ分析の初期設定 |山森裕毅
ドゥルーズの霊性――恩寵の光としての自然の光 |小泉義之
『シネマ』の政治――「感覚-運動的な共産主義」の終焉をめぐって |堀千晶
儀礼・戦争機械・自閉症――ルジャンドルからドゥルーズ+ガタリへ |千葉雅也
第V部 ドゥルーズに対する
パースとドゥルーズ――基層における交錯 |檜垣立哉
持続は一か多か――ドゥルーズ『ベルクソニスム』の諸解釈をめぐって |岡嶋隆祐
生き別れの双子としてのシモンドンとドゥルーズ |宇佐美達朗
ドゥルーズのシモンドン読解について――1966年の書評を手がかりに |堀江郁智
ドゥルーズとデリダ、内在と超越――近年のフランス思想における二つの方向 |ダニエル・W・スミス〔小川歩人訳〕
ひとつの生、ひとつの生き延び――ドゥルーズ/デリダ |宮ア裕助
思考-生-存在――バディウの批判から見るドゥルーズの後期思想 |近藤和敬
あとがき |檜垣立哉 『新記号論 脳とメディアが出会うとき』 石田英敬、東浩紀 (2019/3/3)
ゲンロンカフェ発 伝説の白熱講義を完全収録!
クロマニョン人とリュミエール兄弟、スピノザとニューロサイエンス、フロイトとiPadが軽やかに結びつく、超時代・超領域の連続講義。
やがて聴衆は、人文学と認知科学が団結し、ファシズムに立ち向かう瞬間を目の当たりにするだろう。
われわれの認知を、コミュニケーションを、政治行動を、テクノロジーはどのように規定しているのか。インターフェイスに囲まれて生きる現代人の必携の書。
脳とメディアが出会うとき――記号論は新たに生まれ変わる!
第1講義 記号論と脳科学
メディア論の問い/なぜ記号論は廃れたのか/現代記号論の限界/技術的無意識の時代/
フッサールは速記で考えた/チャンギージーの発見/ヒトはみな同じ文字を書いている/
ドゥアンヌの読書脳/ニューロンリサイクル仮説/一般文字学はなにをすべきか
第2講義 フロイトへの回帰
不思議メモ帳の問題/語表象と対象表象/『夢解釈』読解における新発見/意識はどこにあるのか/
夢のシネマ装置/超自我は聴覚帽の内在化である/人文学の危機/ライプニッツに帰れ/
アンドロイドは電気羊の夢を見る/ドリームデコーディング/夢の危機と夢見る権利
第3講義 書き込みの体制(アウフシュライベジステーム)2000
1 情動と身体――スベテが「伝わる」とき
フロイトとスピノザ/ダマシオ『スピノザを探して』/『神経学的判断力批判』の可能性
2 記号と論理――スベテが「データ」になるとき
記号のピラミッドと逆ピラミッド/パースとデリダ/人工知能の原理/記号接地問題/ふたつの現象学
3 模倣と感染――スベテが「ネットワーク」になるとき
スピノザと模倣/光学モデルの限界/資本主義の四つの柱/なぜ記号論か/六八年革命の評価/
タルドとドゥルーズ=ガタリ/書き込みの体制2000にどう向き合うか
補論 石田英敬
4つの追伸 ハイパーコントロール社会について
文字学 資本主義、権力、そして自由 『ポストヒューマン 新しい人文学に向けて』 (2019/2/26)
ロージ・ブライドッティ
ポストヒューマン理論入門の決定版!
近年「思弁的実在論」と並んで盛んに論じられている〈ニュー・マテリアリズム〉の動向の震源地のひとつであり、
ジュディス・バトラー以降のフェミニズム理論を牽引する世界的に著名な理論家、
ロージ・ブライドッティの初邦訳書、待望の刊行。
「人新世」の時代において、そして、テクノロジーに媒介されたグローバル資本主義経済の時代において、
人間たちはかつてと同じ「人間性」を保持しているとみなしうるのか?
ひるがえって、「人新世」の時代においてかつての「人間性」を保持することが望みえないのだとすれば、
どのような新たな「人間性」をアファーマティヴな(=多様な他者に開かれた)ものとして思い描きうるのか?
かつて理想として思い描かれた近代・西洋・白人・男性的な人間像と、
それを支えてきた旧来の人文主義と人間中心主義に異議を突きつけ、
バイオテクノロジー、ロボット工学、軍事技術から、グローバル資本主義や環境問題にいたるまで「ポストヒューマン」の問題系について包括的に議論する。
現代における私たち人間の生について考察し、
新しい人文学(ヒューマニティーズ)のかたちを描き出す
幅広い射程を有する「ポストヒューマン」理論の最重要著作、待望の邦訳。 【目次】
第一章 ポスト人文主義──自己を越える生
反ヒューマニズム
人間の死、女性の脱構築
ポスト世俗的転回
ポストヒューマンの課題
批判的ポストヒューマニズム
第二章 ポスト人間中心主義──種を越える生
地球警報
動物への生成変化としてのポストヒューマン
代償的ヒューマニズム
地球への生成変化としてのポストヒューマン
機械への生成変化としてのポストヒューマン
非〈一〉の原理としての差異
結論 第三章 非人間的なもの──死を越える生
いくつかの死にかた
生政治を超えて
法医学的社会理論
現代の死‐政治について
死をめぐるポストヒューマン理論
ある主体の死
知覚不可能なものへの生成変化
結論──ポストヒューマンの倫理について
第四章 ポストヒューマン人文学───理論を越える生
不調和の制度的パターン
二一世紀の人文学
ポストヒューマン的批判理論
人文学の「適切」な主題は「人間」ではない
グローバルな「マルチ」ヴァーシティ
結論
ポストヒューマンな主体性
ポストヒューマンの倫理
アファーマティヴな政治
ポストヒューマン的な、あまりにも人間的な 『現代思想 2019年3月臨時増刊号 総特集=ジュディス・バトラー:『ジェンダー・トラブル』から『アセンブリ』へ』 (2019/2/15)
【目次】
* テクスト
ジュディス・バトラー/坂本邦暢訳 この生、この理論
ジュディス・バトラー/本荘 至訳 非暴力、哀悼可能性、個人主義批判
ジュディス・バトラー/合田正人訳 メルロ=ポンティと、マルブランシュにおける「触れること」
* 討議
清水晶子+クレア・マリィ ジュディス・バトラーを〈翻訳〉する
* セミナー
ジュディス・バトラー/佐藤嘉幸訳 恐れなき発言と抵抗
佐藤嘉幸 個人的パレーシアから集団的パレーシアへ――「恐れなき発言と抵抗」へのコメント
廣瀬純 民主主義の彼方へ――「恐れなき発言と抵抗」へのコメント
清水知子 「現れの政治」が「忘却の穴」に突き落とされる前に考えるべき三つのこと――「恐れなき発言と抵抗」へのコメント
* 理論から問う
合田正人 アンダーグラウンド異景――バトラーはスピノザをどう読んでいるか
註カ有希 来たりし、来たるべきフェミニスト哲学――フェミニスト現象学とジェンダー・パフォーマティヴィティ
森山至貴 複数の置換可能性――パフォーマティヴィティ概念をめぐって
岡崎佑香 文字通り病み痛む身体?――ジュディス・バトラー『問題なのは身体だ』の身体論 * 身体の政治
新田啓子 追悼の前提――いかに殺しに抗するのか
藤高和輝 身体を書き直す――トランスジェンダー理論としての『ジェンダー・トラブル』
山田秀頌 バトラーとトランスの両義的な関係
* 倫理と連帯
岡野八代 「平和の少女像」とは、誰なのか?――バトラーにおける倫理との対話のなかで
山本圭 とりあえず連帯すること――ジュディス・バトラーの民主主義論
五十嵐舞 複数の「わたし」による連帯――ジュディス・バトラーの集合の政治と差異
* 文学/芸術
北田暁大 「彼女は東大を知らないから」――実践のなかのジェンダー・トラブル
黒岩裕市 「性別」を脱ぐ、「性別」を着込む――村田沙耶香『ハコブネ』とジェンダー規範
竹田恵子 カミングアウトのドラマトゥルギー――古橋悌二とジュディス・バトラーの思想
岩川ありさ 前未来形の文学――小野正嗣『獅子渡り鼻』論
* クィア理論の継承と発展
井芹真紀子 〈不在〉からの視座、〈不在〉への視座――ディスアビリティ、フェミニズム、クィア
佐々木裕子 孤独と悲哀のエネルギー――「幸せ」の規範へのクィアな/の抵抗と生存のために 『現代思想 2019年2月号 特集=「男性学」の現在:〈男〉というジェンダーのゆくえ』 (2019/1/28) 『現代思想 2019年5月臨時増刊号 総特集=現代思想43のキーワード』 (2019/4/12)
Discussion part 1
〈実在〉の時代の思想と病理/千葉雅也+松本卓也
Philosophy & Ethics
思弁的実在論/オブジェクト指向存在論/岡嶋隆佑
新しい唯物論/門林岳史
新しい実在論/浅沼光樹
加速主義/仲山ひふみ
反出生主義/戸谷洋志
分析形而上学/鈴木生郎
宇宙倫理/呉羽真
Technology & Science
ゲノム編集/八代嘉美
AI/杉本舞
ドローン/渡名喜庸哲
ビッグデータ/柴田邦臣
仮想通貨/電子マネー/大黒岳彦
Politics & Economy
ギャンブル経済/古川美穂
一帯一路/羽根次郎
ポピュリズム/山本圭
ポスト・トゥルース/百木漠
レイシズム/明戸隆浩
天皇制/茂木謙之介 Anthropology & History
人類学の存在論的転回/里見龍樹
人新世/篠原雅武
アナキズムと人類学/中川理
グローバル・ヒストリー/北村厚
多死社会/田中大介
平成/鈴木洋仁
Discussion part 2
カルチャーがつむぐフェミニズム/渡辺ペコ+トミヤマユキコ+清田隆之(桃山商事)
Gender & Sexuality
第三波以降のフェミニズム/田中東子
アナーカ・フェミニズム/村上潔
ゼノフェミニズム/飯田麻結
新しいホモノーマティヴィティ/森山至貴
トランス/山田秀頌
Living & Working
セックスワーク/SWASH
ブラック化/今野晴貴
自己啓発 /牧野智和
当事者研究/熊谷晋一郎
オープンダイアローグ/斎藤環
暮らし/阿部純
Culture & Aesthetics
スピリチュアル/橋迫瑞穂
エモい/山田航
ディストピア/ポストアポカリプス/樋口恭介
Vaporwave/銭清弘
擬人化/松下哲也 『いつもそばには本があった。』 國分功一郎、互盛央、講談社選書メチエ (2019/3/13)
人文書を中心に100冊以上を紹介 しかし、ここ数年、明治以降の日本の哲学者や仏僧がどんどん文庫化されている。
良い本が多いので、やはり、日本の出版社の知識はすごいのだろうと想像する。
出版に関わってる人が先に読んで理解しているはずなのだ。
田辺元、大西祝、波多野精一、井筒俊彦、山崎弁栄、鈴木大拙。
ぼくが気づいただけでもこれだけ。
本当に、どんどん良書が出ている。 岩波文庫になった哲学者たち。
2010年:田辺元選集
2013年:波多野精一
2014年:大西祝選集
2016年:鈴木大拙
2018年:山崎弁栄
2019年:井筒俊彦 中沢新一 『レンマ学』 講談社 (2019/8/8)
“レンマ的知性は、ロゴス的知性の真に外部にある実在に触れている”
“荒海や 佐渡に横たふ 天の川(芭蕉)”
大乗仏教、哲学、量子論、言語学、精神分析、数学、生命科学、脳科学……を超えて、
東洋知の結晶した華厳経の潜在力を大展開する未来のサピエンス学へ!
『チベットのモーツァルト』に始まった心と脳をめぐる探究の頂。文芸誌『群像』の連載「レンマ学」がついに単行本化!
「レンマ」とは何か? 哲学者山内得立が著書『ロゴスとレンマ』で提出した概念によっています。
「ロゴス」は「自分の前に集められた事物を並べて整理する」ことを意味しています。
その本質は時間軸にしたがう線形性にあります。
それに対し、「レンマ」は「直観によって事物をまるごと把握する」という意味です。 『「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学』
マルクス・ガブリエル、 講談社選書メチエ (2019/9/12)
今、世界で最も注目を浴びる哲学者マルクス・ガブリエル。大ヒット作『なぜ世界は存在しないのか』の続編にして、一般向け哲学書「三部作」の第2巻をなす注目の書が日本語で登場です。
前作と同様に目を惹きつけられる書名が伝えているように、本書が取り上げるのは昨今ますます進歩を遂げる脳研究などの神経科学です。それは人間の思考や意識、そして精神は空間や時間の中に存在する物と同一視できると考え、その場所を特定しようと努めています。
その結果は何かといえば、思考も意識も精神も、すべて脳という物に還元される、ということにほかなりません。でも、そんな考えは「イデオロギー」であり、「誤った空想の産物」にすぎない、というのがガブリエルの主張です。
「神経中心主義」と呼ばれるこのイデオロギーは、次のように主張します。「「私」、「意識」、「自己」、「意志」、「自由」、あるいは「精神」などの概念を理解したいのなら、哲学や宗教、あるいは良識などに尋ねても無駄だ、脳を神経科学の手法で―─進化生物学の手法と組み合わせれば最高だが―─調べなければならないのだ」と。
本書の目的は、この考えを否定し、「「私」は脳ではない」と宣言することにあります。その拠り所となるのは、人間は思い違いをしたり非合理的なことをしたりするという事実であり、しかもそれがどんな事態なのかを探究する力をもっているという事実です。
これこそが「精神の自由」という概念が指し示すことであり、「神経中心主義」から完全に抜け落ちているものだとガブリエルは言います。(略) 廣松渉も岩波文庫になったし、こういうのは早く死んだ順だな
吉本隆明も死んだからそのうちなるだろう 現代文庫にしかなれないと叫んでいた馬鹿がいたが
死ねば岩波文庫に入れることは可能になるんだよ
フーコーやドゥルーズが岩波文庫になる時も近い
フーコーは主著を新潮社に、ドゥルーズは河出書房に押さえられてんのがなかなかならない理由だろうが 性の歴史第4巻、翻訳したら
新潮社は言葉と物を手離すか、新潮文庫で出して欲しい
岩波文庫でデリダ出すなら声と現象
クワイン出すなら論理的観点からかな
ストロースなら悲しき熱帯
ここいらへんは長生きしすぎ でもチョムスキーとかは岩波文庫で既に入ってるんだよな 青帯じゃないがエーコも生前に入っとる
哲学以外では大江なんかも岩波入りしてるな あとは、出して欲しいもの
・双書現代倫理学はきちんと完結して欲しい
・フーコー肉の告白は早目に
・クワイン存在論的相対性
・デリダ絵葉書弔鐘
○双書現代哲学や現代哲学への招待はもう続きは出ないんだろう
○叢書人類学の転回は続いてんのか終わってんのか? 絵葉書ふざけているよな
ラカンVSデリダ
放置とか
何でこんなの翻訳すんだがデリダだって多いのに 哲学の基礎知識ではなくて哲学書を読む技術を知りたいと言っているのですが 基礎知識持てよ
それが早道
基礎知識あるなら読めるしないなら読めないよ
哲学書は >>168
「読める」ようになるためには基礎知識さえあればいいとお考えですか?
例えばその基礎知識と哲学書に書かれている文章をどう関連させてどう深堀して読めばいいのか
そういったことなんですが その基礎知識というのが重いんだよ。
岩波哲学思想事典くらい持っとけとかそういう話になりそうな気がする。 >>153
反対していた駒場の教授というと折原浩だが
去年出た「東大闘争総括」は恥知らず本だった。
未来社はさっさと選集をまとめて、この老害
とは縁を切った方が良い。 >>171
「基礎知識というのが重い」ということは基礎知識以外も必要だと認めているわけですよね
そもそも私は基礎知識は必要ないなんて一言も言っていません
私は哲学書を「読める」ようになるために必要な基礎知識以外の要素を知りたいのです >>170、>>173
例えばどういう本を深堀して読みたいの? >>174
その質問に答えることが哲学書を「読める」ようになるために必要な基礎知識以外の要素を知りたいということにどうかかわるのですか >>175
一口に哲学書といっても様々なジャンルがあるから、
何を読もうとしてるのかによって話は変わってくる >>176
プラトン、アリストテレス、ヴィーコ、ルソー、スピノザ、ライプニッツ、ロック、バークリ、ベーコン、カント、シェリング、ヘーゲル、カッシーラー、コジェーヴ、イポリット
フッサール、ブランショ、リクール、ガダマー、ディルタイ、ジェイムズ、ローティ、ホルクハイマー、アドルノ、ハーバーマス、ベンヤミン、ホネット、ニーチェ、ベルクソン
ハイデガー、キルケゴール、レヴィ=ストロース、アルチュセール、デリダ、マラブー、リオタール、フーコー、ドゥルーズ、ガタリ、ナンシー、カルナップ、ラッセル
ウィトゲンシュタイン、クワイン、パトナム、デネット、ハッキング、オースティン、ストローソン、デイヴィドソン、サール、ルイス、ダメット、チャーニアク、チザム
フォーダー、チャーチランド、マルクスガブリエル、メイヤスー、ハーマン、クーン、ラカトシュ、ファイヤアーベント、ポパー、マルクス、エンゲルス
の著作の日本語訳ですね 神学的、宗教哲学的な匂いがしないリストなので、
直観みたいなものはそこまで必要なさそうだな。 中島さんのの「哲学の教科書」あたりから入るのがいいよ >>177
中世と古代。西洋以外の哲学。あと語学とか ここの住人見たら分かるだろ
いくら読んでも無駄なんだよ 神のような超越的なものを無視した読書は堂々巡りに陥る恐れがあるな。 >>179
ありがとうございます
読んでみます
他に哲学書を「読める」ようになるために必要な基礎知識以外の要素を知るために読んでおくべき本はありますか? 岩崎武雄の『西洋哲学史』
ベルクソンをベルグソンと書いているのが玉に瑕だが。 『難解な本を読む技術』なんてのもあったな
デリダやジジェクを読むためのテクニックを具体的に説明するとか
需要があったのかも疑問なくらい類書がない 哲学書の読み方に関する書籍もないが哲学論文の書き方に関する書籍となると全くない
言語学や社会学なんかは調査方法から論文執筆に至るまでほぼマニュアル化されていてそれらに関する書籍もたくさんあるのに
これを哲学の「遅れ」と捉えるかどうか 政治・経済哲学総合スレ2
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1574857972/
2 名前:考える名無しさん[] 投稿日:2019/11/27(水) 21:35:05.57 0
香港区議会選挙の反省会会場はここですか? 現存する最古の大学の一つであるパリ大学の起源は、ノートルダム教会付属の神学校。
ローマ教皇も数多く輩出していて、神学は学問の中心だった。
これからの時代に、神学が科学を上回るとは思わないが、体系的に古典を読むにはそれぐらいの認識はあってもいい。 批評という言葉の由来も、聖書などのTextkritik(テクストクリティーク=正文批判=いろいろ異なった写本の読みを比較検討して、原文の文章を確定する作業のこと)。(参考:田川健三『書物としての新約聖書』より)
カントが今日的な批評家の走り、といわれることがあるが、それは文化コメンテーターというぐらいの意味。 『現代思想2020年1月号 特集=現代思想の総展望2020』
【インタビュー】
「レンマ学」とは何か――惑星的時代のもう一つの知性 / 中沢新一
【芸術・情動・文化】
エバとアダムの完全化――性的(不)平等をめぐるスピノザの見解 / H・シャープ/山口 尚訳
ラリュエル的ホラーの言語 / 仲山ひふみ
関係と無関係、あるいは美と崇高――ホワイトヘッドとハーマンの形而上学 / 飯盛元章
音楽はどのような情動を喚起するのか? / 源河亨
【インタビュー】
東西のはざまで――世界の哲学者はいま何を考えているのか / ユク・ホイ
【言語・身体・意識】
広がる翻訳の思想への試論――翻訳の身体性 / 上原麻有子
人間の生の《ありえなさ》――シモーヌ・ヴェイユの「不幸」の概念を手掛りにして / 脇坂真弥
共同行為と複数自己意識 / S・レードル/山名 諒訳
【形而上学のその先へ】
私たちが形而上学を行うとき、私たちは何を行うことができるのか? / A・L・トマソン/松井隆明訳
ポストトゥルース試論 2020 ver. 1.0――「真実以後」を思考する(ための)哲学 / 大橋完太郎
【討議】
ポスト資本主義と人新世 / 篠原雅武+斎藤幸平
【自然・存在・物質】
人新世、気候変動、思想の終わり / 小林卓也
アニミズムを再起動する――インゴルド、ウィラースレフ、宮沢賢治と、人間と非人間の「間」 / 奥野克巳
描線の生態系――漫画『風の谷のナウシカ』における森=腐海の発生 / 山内朋樹 【新連載●ポスト・ヒューマニティーズへの百年●第一回】
シェリングと現代実在論――メイヤスーの相関主義批判に寄せて / 浅沼光樹
【短期集中連載●『弱くある自由へ』第二版に●補章2】
なぜ書いたか、なぜ新版か / 立岩真也
【連載●デミウルゴス●第九回】
虚諧(一) / 磯崎新
【連載●科学者の散歩道●第六五回】
科学マスコミ情報の日本での変貌――科学のイメージと人材 / 佐藤文隆
【研究手帖】
「肥満差別」という差別のあり方について / 碇陽子 『現代思想2019年12月号 特集=巨大数の世界-アルキメデスからグーゴロジーまで-』 『現代思想2020年1月臨時増刊号 総特集=明智光秀』 山内得立の『ロゴスとレンマ』はほんまにむずい。
中沢新一があれを読みこなしてるんだったらすごい。 >>195
木岡伸夫 『〈あいだ〉を開く―レンマの地平』 世界思想社 (2014)
山内の『ロゴスとレンマ』をすごく分かりやすく解説して、これ一冊読めば十分というぐらいのもの。 2020年2月25日(火) 午後10時50分(25分)〜
欲望の時代の哲学2020 マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント 第一夜 欲望の奴隷からの脱出
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/91878/1878374/index.html
「欲望の資本主義」シリーズからのスピンオフ企画、前回2018年初夏の日本滞在編、思索ドキュメントの続編、今度の舞台はニューヨークです。 マルクス・ガブリエル最新刊
・『新実存主義』 岩波新書 (2020/1/23)
・『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』 PHP新書 (2020/2/15) Netflix初のオーストリア産ドラマシリーズ
フロイト −若き天才と殺人鬼−
https://www.netflix.com/title/80209184
物語の舞台は、精神分析学の創始者であるフロイトの革新的な理論が、
彼の同僚や社会から反発を引き起こしていた1886年のウィーン。
元軍人の警察官アルフレッド・キッスと悪名高き霊媒師フルール・サロメと出会ったフロイトが、
無意識のうちに連続殺人鬼を追い詰めていくスリラー作品だ。
歴史ドラマだがモダンでセクシー、サスペンスに満ちた現代的なスタイルで、
フロイトの人生が綴られるシリーズになるという。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています