【安房中~水戸高~東大~立命】梅本克己【苦悩の人】
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みんなも思い悩んだことがあるはずだ。
主要著作
唯物史観と道徳 三一書房 1949
人間論 実践論・矛盾論の研究序説 理論社 1953
哲学入門 物の考えかた 三一書房 1954 (対話式入門講座)
過渡期の意識 現代思潮社 1959
唯物論と主体性 現代思潮社 1961
現代思想入門 三一新書 1963
マルクス主義における思想と科学 三一書房 1964
革命の思想とその実験 三一書房 1966
唯物史観と現代 1967 (岩波新書)
唯物論入門 清水弘文堂書房 1969
唯物史観と経済学 現代の理論社 1971
過渡期の意識 現代思潮社 1975
梅本克己著作集 全10巻 三一書房 1977-1978
梅本克己スケッチ集 梅本千代子 1993.1
梅本克己短歌抄 梅本千代子 1993.1 『唯物史観と現代』は初版と第2版がある。
熊野純彦は第2版を挙げて、影響を受けたと著書のあとがきに書いている。 和辻哲郎に師事したとは思えないくらい、
唯物論に関する著作が並んでいる。 現代の眼が編集した『戦後思想家論』には、
梅本克己に関する津田道夫と柴田高好の対談が1章分割かれていて、
そのサブタイトルには”過渡期の政治倫理学”とある。 岩波新書の初版と第2版の奥付けに書いてある梅本克己の専攻は、
共に哲学、社会思想史である。 三木清的な市民はリベラル左派と梅本克己的な唯物論者にも
思想的接点があったということが、梅本の「三木哲学と唯物論」から窺える。 梅本克己の『唯物論入門』は、観念論と唯物論の関係性が知れて、
いい本だと思うが、マッハという哲学者の存在や、レーニンが哲学書を著していたことを
知らずに読むと結構難しく感じるかも知れない。 宇野弘蔵や丸山真男と対談を行っているのは興味深い。 西洋哲学やマルクス主義イデオロギーに関する事柄について述べていたのに、
最後に白隠とかを持って来るのは反則技だと思うw 主体性論争自体のテクストってどこにあるんだろう。
『唯物論と主体性』は持ってるが。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています