NTTドコモエリアメール 一部で受信不能か
9月12日 13時15分
NTTドコモは、基地局の不具合で、先月、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際のJアラート=全国瞬時警報システムの情報がエリアメールで一部、送信できないなど、全国のおよそ1万6000人が災害などの際に出されるエリアメールが受信できない可能性があったことを明らかにしました。
エリアメールは、災害などの際に国や自治体が指定したエリア内にいる人に対し、緊急の情報を伝えるサービスです。

NTTドコモによりますと、先月29日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際に、北海道浦幌町でエリアメールで伝えたJアラートの緊急情報のうち、220人が受信できなかったということです。

これを受けて会社が調査したところ、主に郊外に設置するタイプの基地局で配信を制御するソフトウェアに不具合があり、緊急情報を伝達するエリアメールを、正常に送信できなかったことがわかりました。

さらに、調査した結果全国の3672の基地局でも同じ不具合があったこともわかり、およそ1万6000人がエリアメールを受信できない可能性があったということです。

NTTドコモでは、13日の未明にかけてソフトウェアの不具合の修正作業をするということで「お客様をはじめ皆様に、ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と話しています。