定年を迎えたパンク
天気の良い日に日向ぼっこ。
膝の上に猫を乗せて、縁側でお茶でも飲みながら・・・、
グラインド・コアだ! Ultarvox の Ha! Ha! Ha! を買ってもうた。
40年前からLP持ってるのに。CDも持ってるのに。(今度のが二枚目)
何が最高音質だよ。そんなこと言われたら買いたくなるじゃんか。
リマスターぐらい一回でキメてくれよ、ほんとにもう。
というか、俺ってそんなに Ha! Ha! Ha! が好きだったのか・・・。 今更だけど、スターリンを回顧中。
自分がこれまでスターリンを聴かなかったのは明確に理由がある。
スキャンダラスな行動で注目を集めたことで、パンクがこういうものだと
思われるのが、すごく嫌だったから。パンクを愛してたからこそ尚更。
だけど、ミチロウ氏も亡くなってしまったし、こっちもいつまでも意地張って
ても仕方ない。自分の中で評価する所はちゃんと評価したい。 調べてみるとミチロウ氏は世代としては団塊世代なんだね。
ミチロウ氏がピストルズを初めて聴いたのは三十近かったということになる。
その歳であの変態行為かよと思うけど、そうでもしないと音楽を聴いて貰えな
かっただろうというのは理解できる。実際は腰の低い穏やかな人だったそうだが。 スターリンが出てきた頃ってパンクではなくその次のニューウェーブの頃で
リザードとかフリクションとかもすでにメジャーデビューして
東京ロッカーズも一段落ついてパンクはもう終わったって言われてた頃ですよね
一旦パンクが終わった時期に現れた >>61
スターリンが出てきたのは初期パンクが収束して、ハードコアが本格化
した時期ですね (80年代の始め)。それは同時にニューウェーブの時代だった
というのも、その通りです。
音のことは後で書きますけど、スターリンはハードコアだと思います。
自分はスターリンにニューウェーブは感じないです。 ニューウェーブの時代にニューウェーブではなく
もう終わった印象のあったパンクを本格的にやり始めたって感じかな
ちなみにスターリンがニューウェーブっぽくなるのって後期かと
あとスターリンは当時はハードパンクって言われてましたよね
日本にハードコアパンクが生まれたのはスターリンの存在もデカいのではないかと思います
当のハードコアパンクスたちからは目の敵にされてましたが >当のハードコアパンクスたちからは目の敵にされてましたが
そうだったんですか? 知らなかった。
そういえば、「関西ハードコア」を読んだ時、スターリンの名が一度も出てこない
ことを不思議に思ってました。自分が当時スターリンに感じていた反発を彼らも
感じていたんですかねぇ。
確かに「スターリンのファン」と「パンクのファン」では、微妙にずれる気がする。 341 NO-FUTUREさん sage 2009/05/16(土) 09:10:37 ID:???
ギズム以前のパンクといえば
アナーキーやスタークラブみたいな、クールスやキャロルの仲間だろと言いたくなるのや
スターリンやオートモッドやアーントサリーみたいな、根暗な文学少年少女の表現手段みたいな
パンクというものがどういうものか解らず、勘違いしてアティテュードだけ先行しているのばっかり
他ジャンルから独立した音楽様式としてのパンクを日本で始めたのはギズム
はっきり言ってギズム以前のパンクはパンクとは呼べない >65
なるほど・・・、
確かにアナーキー、スタークラブは聴く気が起きないもんなー。
下の動画で、ミチロウは全共闘のハプニング集団の流れにある
と説明されていて、すごい納得。根本の所でパンクでは無い
というのは当たっているかも。
吉田豪が 遠藤ミチロウ率いる伝説のパンクバンド「ザ・スターリン」を語る
https://www.youtube.com/watch?v=GwtIXFvs5Zk こっちもお勧め。面白い。
吉田豪がスターリン遠藤ミチロウとアナーキーや坂本龍一との確執を語る
https://www.youtube.com/watch?v=TlSxDLCz4ic 日本のパンクってミチロウのあのパフォーマンスと横山サケビのバイオレンスで
後々までイメージづけられたように思う
パンクスってのは全裸になって豚の頭や臓物を投げたり客をぶん殴ったり
とにかくメチャクチャで狂暴でヤバいヤツみたいな
当時のマンガでもパンクスが出て来る描写があったりするんだけど
そのほとんどがそういうキャラで描かれてたり ちなみに余談だが
当時(1984年頃)のコミックボンボンで、はじけてザックっていうマンガがあったんだが
主人公の敵役で白川ユダってのがいてそれが髪型といい格好といい顔つきといい
恐らく当時のパンクスを模範にしたと思われる
確かモヒカンの手下とかもいたように記憶してるので
完全なキ◯ガイキャラで動物を殺したり等エグい描写も多く
小学生向けのマンガ雑誌であるコミックボンボンでよくあんなマンガが連載できたな、と
今だと絶対に掲載不可だろう >>68 >>69
イメージ先行は、それで寄ってくる人もいるわけだから、
一概に悪いとは言えないかもしれないけど、正常な発展は阻害するよね。
あのピストルズでさえ正当に評価されるまで十年は掛かったと思う。 で、肝心の音についてなんだけど・・・
自分が聴いたのは 「Best Sellection」で、「Stop JAP」と「虫」のカップリング
(+関連するシングル) のやつ。
スタイルとしてはハードコアとオリジナル・パンクの中間ぐらいでしょうか。
意外なほどオーソドックスなパンクだと思いました。
良く言えば「聴きやすい」、悪く言うと「驚きが無い」。
Stop JAP の歌詞なんかは、それらしい言葉を繋いでいるだけとしか思えず、
そこから意味を読み取る気も起こりません。その点で言うと、「虫」の方が
ストレートで好き。意味が無いことを隠そうともしないシンプルさが良い。
全体的にパフォーマーとしてのミチロウの存在が大きいですね。
パンクのヴォーカルとしても優れていると思う。
Trash を聴くべきか・・。 永野 (ゴッホより普通にラッセンが好きな人) がようつべで
パンクの解説やってるね。
時代が違えばパンクをやってたかもしれない人が、今の時代は
お笑いをやってる気がする。
ゆってぃ(わかちこの人)が、ゴリビスのLP持って、写真に
写ってるのを見て、えっ?と思ったし。 スターリンを聴いていたら、なぜか筋肉少女帯が聴きたくなった。
ついでに、大槻ケンヂの本も読んだけど、彼が鬱を発症していたなんて
初めて知った。順風満帆な人なんだと思ってた。
生きるのは何と難しいことかって改めて思ったよ。
自分なんか碌でもない人間だけど、大事なくここまで来れて上出来なのか
なあ・・。 本からの抜粋メモ
「お客の鞄をガスバーナーで焼いちゃう人、猫の頭をチェーンソーで切っちゃって、
後で反省文を書いた人、火炎瓶を持ち込んだ上に、作業用車でライブハウスの壁を
ぶち破って登場した人、等々、あの頃の、ハードコアパンクス、ノイズミュージ
シャンの暴れ方は何だったのか」 >>77
すごいなぁ、頑張ってるなぁ。見習わなくては。 今、世界で最も注目されているパンク・バンド?
Linda Lindas とか言うから、日本人の女の子たちかと思ったら、中国系だった。
何とメンバーの最少年齢が 10歳というから驚き、たくましいなあ、中国人は。
だけど中国に対する目が厳しくなる中、彼女たちはこのままやっていけるの
だろうか。勿論、彼女たちに罪は無いのは分かってるけど。 1977年(昭和52年)の日本のパンクス
https://i.imgur.com/57GBuiF.jpg
この当時はまだパンク云々もそうだが、髪の毛を逆立てるって事自体が相当珍しいのでは?
1980年(昭和55年)8月頃の写真
https://i.imgur.com/QXRFknD.jpg
左が当時パンクやニューウェーブにかぶれてたやつら
右は当時の一般的な女のコたち >1977年(昭和52年)の日本のパンクス
その当時からシド的な逆立てはあったけど、確かに少なかった。
パンクが正しく理解されていない時代だったし。
>1980年(昭和55年)8月頃の写真
これ見るとパンクというよりモッズだよね。
スタークラブあたりのファンなんじゃないかな。 自分用メモ&布教; こんな映画が出来ていた !
OTHER LIKE ME - THE ORAL HISTORY OF COUM & THROBBING GRISTLE
https://www.youtube.com/watch?v=TGDAxPXK_R4
いつ日本でも見られるようになののであろうか Cosey の自伝 Art, sex, music も映画化されるらしい。 何よりこいつが先だ ! 早く公開しろ !
ジョン・ライドン、ピストルズのドラマをめぐる訴訟に敗れる 初期ハードコア世代も演ってた側はちょうど還暦迎えたぐらいか >>85
>>86
レスを入れて貰ってたのに、気が付かないですまそ。
誰も読んでないと思うけど、自分も責任もって書き込まないと・・。
ドラマのセックス・ピストルズ、これを見るために Disney+ に
加入して、ドラマを二周してきた。出来としては可も無く不可も無く。
ドキュメンタリーの No future には及ばないと思う。
スティーブ・ジョーンズ役とジョニー・ロットン役の俳優が似て無くて、最後
までそれに慣れることができなかった。役者さんは頑張っていたと思うけど。
女優陣は総じて実物より美人で、こちらは見て楽しめる。
Bodies の歌詞に関するエピソードは初めて知った。あれは事実なのであろうか。
クリンシー・ハインドの存在がドラマ内ではかなり大きいが、あんな描かれ方、
本人は嫌なのではないだろうか。原作の Lonely Boy も読んだけど、
クリンシーの存在はそんなに大きくなかったと思う。もう一回、読んでみる。 パンクに限らず新譜のリリースは低調だけど、
Wormrot が新譜を出してくれたのが凄く嬉しい。前作から6年も
間が空いたから、もう新譜は聴けないと思ってた。
今回は映画風の本格的なPVも作られているので驚き。
レーベルとしても満を持してのリリースなのだと思われる。 ドラマを見て知ったことをもう一つ。
Jordan が今年の 4/3 に、66才で亡くなっていた。胆管がんで。
ドラマでは、メイジー・ウィリアムズ (ゲーム・オブ・スローンズの
アリア・スターク) が Jordan を演じていて、これにも驚き。
後から知った。全然、気付かなかった。 58才 昨年早期リタイアしました
オールタイムおかまでいたいのが理由なんだけどね
積極的に社会にコミットする気ゼロ
昔も今も怒りなんて無いし
ミック・ジョーンズの歌声の様に軽やかに過ごしています 当時は若気の至りで無様で我ながら恥ずかしい。
浮かれていたんですよ。
まさかこんな老いぼれになるとは思っていなかった。
調子に乗った生き方で罰が当たったんだな。 ゆってぃが最近YouTubeでパンクレビューやってるけどあの人なんちゃってパンクスだろ 久しぶりの Punk 音源入荷。
Vice Squad の 2020年発売の battle of britain、こんなのが出てたなんて全然
知らなかった。しかも凄く出来がいい。
Beki も 60か・・、いやぁ、 偉いなあ。こんなに頑張るとは思わなかったよ。 それにしてもレコードが高い!
円安が効き過ぎて涙出てくるよ、もう。
しかも供給が少な過ぎて全然手に入らないし。
そりゃシーンも停滞するよ。 >>99
ああ、本当だ。ほんの十日前、胃がんですか・・。
まだ 60前みたいですね。合掌。 >>101
胃がんはランディー内田だったかと
死因は諸説ありますが、具体的な事は公式に発表されてない様です
それと年齢はランディー内田と同年齢だであるなら62歳になります
ギズム結成前の時点で大学生だった事が初代ドラマーの発言にありますので
還暦は過ぎてるはずです >>102
ネットの記事より詳しいですね。
貴重な情報をありがとう。 今年はミュージシャンの訃報が多いですな
次々亡くなってますよ 最近、パンク関係の本の出版が目立つ気がする。
今となっては、パンクのリアリティも力を失って、
歴史になりつつあるということか・・・、
まずは ISHIYA氏の「新装版 関西ハードコア」
CD付だそうな。旧版持ってるから買う気無いけど。
興味深いのは、「静岡ハードコア」
モヒカン人口世界一って書いてあるけど、そうなん?
静岡人って、川勝を知事にした残念な人々ってイメージしかないけど。 続けて、
「教養としてのパンク・ロック」 (光文社新書) 川崎 大助著
と
「パンクの系譜学」 川上幸之介 著
読んでみようかな。
もう読んだ人がいるなら、感想聞かせてほしい。
しかし、著者が自分より 20 も年下なんて・・。
こっちはあんたが生まれる前からパンク聞いてるんだぞ
と言いたい。 掲示板を自分のメモみたいにしてすまそ。
こんなのも見つけた! 読んじゃる。
MDC: Memoir from a Damaged Civilization: Stories of Punk, Fear, and Redemption
Lipstick Traces: A Secret History of the Twentieth Century