そんな差も大切に翻訳しているみたいです。ウィルキンソン先生は中流階級ということで、あまり訛ってないけれど、それでも、ロンドンではないので、ちょっと訛ってます。
この作品では、訛りだけでなく、労働者たちの、いわゆるダーティ・ワードも飛び交っていて、労働者の街という感じが良く出てます。家族たちも口調が荒々しいし、ウィルキンソン先生も結構、口が悪いです。
子どもたちもこんな言葉使って良いんだろうかって思いますが、そういう中から生まれる、きれいごとではない物語なので、ダーティー・ワードも必要なんだと思います。
ミュージカル・ナンバーでも「これって言って良い言葉?」な歌詞に驚きましたが、あえてそれを使うことで「個性があって良い」というところにつながると思うので、気に入ってます。