●ラストもハッピーかと思いきや、ストライキに失敗し、炭鉱へ戻ってく労働者たちなど、単なる成功物語になってないのがイギリスっぽくも感じます。

「人生そんなにうまくいかないぞ」感がまた味わい深いですね。ビリーが大人になってからの場面が舞台版ではないので、どうなるかわからない余韻が魅力です。ストライキには失敗したものの、お父さんもトニーもプライドは持ってます。
貧しい炭鉱の街で、苛酷な環境、お母さんがいないところで育ったビリーですが、ロイヤルに受かったものの、それはゴールじゃないってところも、突き刺さるものが多すぎて、出会えて良かった作品です。