「いつも台本ができると、最初に寺ちゃんに読んでもらうんですよ。ファースト・インプレッションってすごい大事で。だいたい4行くらいしか感想返ってこないんだけど」(岸谷)
「作り手でありながら、僕もそこで観客第一号になれる。感じたものを、いつも素直に返します。『最高! さすが。これで行こう! 早く稽古したいね』みたいな」(寺脇)
「4行じゃなく、4語だった(笑)」(岸谷)

脚本・演出は岸谷の担当だが、寺脇のアシスト態勢もバッチリ。さすが出会いから33年、一度もケンカをしたことがないという名コンビだ。