http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130519/201305190916_20049.shtml

 田村憲久厚生労働相は18日、岐阜新聞のインタビューに応じ、3月末に閉鎖したソニー子会社工場
(美濃加茂市)の元従業員の多くが現在も求職中である問題について、「地方自治体と緊密に連携して、
再就職につながる支援を行いたい」と強調、ハローワークを通じた企業マッチングに力を注ぎたいと述べた。

 厚労省によると、11日現在、離職者は1654人。これまで1153人の求職申し込みがあり、このうち296
人が再就職した。

 田村氏は「雇用創出事業は行っているが、人数的にもこれだけの規模となると、対応できない面もある」
とした上で、「それでも求人のニーズはあるはず。求職者とマッチングすることが大切。ハローワーク内に設
けた特別窓口などで、今後もしっかりと対応していきたい」と述べた。

 一方、全国的に風疹が流行する中、今月14日に古田肇知事が、予防接種にかかる費用の財政的補助を
行うよう、国に要望を求めたのに対し、「補助は難しい」との認識を示した。「感染症の患者数や被害で見る
と、任意接種であるおたふくや水痘への補助も深刻な問題。風疹だけ補助するとは言えないのが現状」と理
由を語った。