聞いてくれ、、俺の恥ずかしい時計の経験を [無断転載禁止]©2ch.net
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俺さ、ロンジンとかいうたっかいたっかい時計をはめて、旅行に行ったのね
そんでさ(泣)、、、
あーもういいたくない 旅先で金に困り質屋に持っていったらニセモノと言われて恥かいた? わかった。
入国手続きのとき、身につけてるものなのに、わざわざ持ち込み品に記入したんじゃね。 革のベルト1万と言われて
高いなぁと言ったら
お客さん、100万円の時計にも付けるベルトですから(やれやれ
と返された >>13
その理屈はその通りだけど、なんで安い時計(?)にそれを付けるのかがよく分からん。 高級時計なんて持ってないし、買えないけど、気になるわけで…
でも、ここにくると妬ましくてワッチョイ無いスレ荒らしちゃう…
そんな奴は病気なのかな?と思うんだ。
wwwを高頻度で使用するから分かるはず。 でもいつかはと思ってるんだろうね。ある意味いじらしいじゃないか。 聞いてくれと言いつつ、1で早くももう言いたくないとかw ツチノコが出あ!!!!!!!!!!!!!!!
シュバッと飛んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 旅行先は田舎の温泉町
そんでさ、予約した宿に7時半くらいについたわけ
チェックインは5時までって言われてたから慌てて行ったんだわ 俺、こー見えて彼女いるんだわ
彼女がフロントのベル、チリンチリン鳴らしてんだけど誰も出てこねーんだ
俺が痺れきらして『すいませーん』って何度も大声で言ったんだわ
したら奥から2mはあろう大男が出てきて威圧的な物言いで『なにか?』って言うんだわ
若干ムカッてきたけど『予約した豊田真由男です』って紳士的に答えたんだわ
したら『お客さん チェックインは5時までってお知らせしてるはずじゃん』って言うんだわ
はぁって思いつつ『すいません』って謝ったら『はい飯抜き決定』って小声でいいながらパソコンに打ち込んでやがんの
『お客さ〜ん 食事の時間過ぎちゃってるから出せませんがヨロシっすか?』
『えっ マジで』俺の言葉を最後まで聞かず『ここに名前と住所お願いしやっ〜す』ペンを投げ捨てやがんの
腕っぷしに自信のある俺はぶん殴ってやろうと拳を握ると 彼女が肩を抑えて首を横に振るんだわ
そして彼女が指さすんだわ その先にあるのはたっかいたっかいロンジンの腕時計が光ってんだ
俺はロンジンが輝く左手をカウンターに置いて名前と住所書いてやった
俺の左手を見るやいなや2mを越える大男がみるみる小さくなって行くようだ笑 『お、お客様 そ、それでは お、お部屋の準備を さ、させていただきます』
急に態度を改めやがった さすがたっかいたっかい時計の威力は凄いわ
その時裏手から女将さんが出てきた
『当館の女将でございます 本日は当館のご利用誠にありがとうございます』と丁寧な対応するわけよ
ロンジンの威力は流石だわ
女将さんは大男の耳元で小声で言うと大男は裏に帰って行くんだわ
戦わずして俺は勝ったのだ すかさず俺は夕飯の交渉に入ったわけよ
『さっきの従業員さんに夕食無しって言われたんだけど』
『すいません しかしお食事のじか..』
俺はロンジンのチラつかせて『遠いとこ来て腹へってるんですけど』
女将がロンジンの威光にひるんでる隙に一気に押しきろうとした
『用意はしてるはずでしょ?』
冷めててもいいから出せよ それとも従業員の賄いに回しやがったか?
『処分してなけゃ出せますよね?』
俺は肩の高さで手首を振ってロンジンをより強烈にアピールしてやった
もう一押しだ もう一押しで俺の勝ちだ
彼女の方を見ると彼女の顔はまだ厳しいままだ
『真由男 まだ油断してはダメ あの大男、立ち去る前に不敵に笑っていたわ』
何!? なんか策があるのか?
女将は俺の攻撃をのらりくらりと交わしている 確かに策があるのかも知れない
時間を稼いで何かを待っておるのか? 俺は手首の振りを速めた
ロンジンはシャカシャカと小気味良い音をならし目映い光を放ったのだ
堪らず女将は
『お、お、お、お食事はお出、お出、お出、お出ししま...』
すだよ すって言えよ すって言って楽になれよ
俺が勝ちを確信して油断した瞬間 それはおこった カウンター越しにさっきの2m級巨人が顔を出した
周りを見渡したが鎧の巨人はいない
女形の巨人いや女将は口角があがる
音で表現すればニヤリと言う感じだ
女将を手で後ろにやると大男は『お客様、お食事はお出し出来ません』
なんだと!
お前は既に倒したはずだぞ でしゃばるんじゃねぇ
また俺様のロンジンに尻尾を巻いて逃げるがよい 負け犬は負け犬らしく裏手で遠吠えでもしてろよ
ジャーン 俺は心臓を捧げるポーズをとった
よく見ろ よーく見ろよ これがたっかいたっかい時計 その名はロンジン
その目に焼き付けて膝まづくがよい 俺はさらに追い討ちをかける
『遅れたのは悪いですけど、俺らの食事は作ってるんでしょ だったら出せるはずでしょ?』
はっきり言ってやるぜ なにせ俺にはロンジンがついてるんだ
『まさか貴方が食べたから出せないんじゃないんですか?』 な、なにーっ!
大男は耳に小指を突っ込んで暇そうにしてる
なんだこの余裕は! いや余裕ではなかろう 耳の穴かっぽじいて俺の話しを聞こうと言う服従のポーズなんだろう
ここは攻撃あるのみ 『もういいでしょ 早く飯にして下さいよ〜』
大男は小指の耳クソをふぅと飛ばし『お客さ〜ん 耳悪いんっすかぁ?』
この期に及んでなんだと
『食事は出せません だ せ ま せ ん 分かった?』
俺はロンジンを振って音と光の攻撃を仕掛けた 『それから 用意はちゃんとしましたよ。何で食事の料金はしっかり戴きますんで悪しからず』
『でも出せましぇ〜ん』
完全に舐めてやがる ロンジンがみえないのか?
はっ!そうかこいつ やりやがるぜ きっとロンジンが見えてないんだ
裏に回ってコンタクトを外してきやがったな
俺は天井に設置されてるダウンライトの光をロンジンに反射させる攻撃をしかけた コンタクトが無くともこの高貴な光は感じれるだろ
光を反射させつつ時間を確認する動作を加えた これだけロンジンをアピールすれば勝負はついたも同然だ
『お客様、時間が気になるようですね 後ろにある当館の時計によりますと そろそろ8時を回りますね』
なにっ! 目はバッチリ見えてる さらに俺の心を読んだのか 見えてるアピールをしてきた 宿の掛け時計は凡そ直径30センチ 大男からは10m以上は離れている 薄暗い館内の光では視力1.2の俺でも辛うじて見えるほどだ
この男かなり良い眼をもっていやがる
何故だ 何故俺のロンジンが効かないんだ
『ま、真由男』彼女が震える声で俺を諌める
『彼が失礼しました 食事は結構なんでお部屋に案内してもらえますか?』
なにー! 何故だ あと一歩で勝てるのに
『お客さんは 露天風呂付きデラックスルームご予約でしたよね』
『は、はい』
『さっせ〜ん 来んの遅かったんで普通の部屋に変更させてもいま〜っす』
『えっ?』
『例のごとく料金はしっかり戴きますんで悪しからず』
『わ、分かりました』
何故だ 何故彼女はこの横暴を受け入れるんだ 彼女は震えている
何があったんだ 捨てられ雨に打たれずぶ濡れなった子犬のように怯えてる
俺には無敵のロンジンがあるんだぜ 何故怯える必要があるんだ? 『はい、これ鍵だから』
大男は俺が手を伸ばさないと届かないと取れない所で鍵を差し出す
俺は拒否した。 俺が届くところまで手を伸ばせよ こうなったら根比べだ
お前が手を伸ばし俺の胸の前まで鍵を差し伸ばさなければ受けとらん
暫しの沈黙の後、先に動いたのはきゃつだ 勝った 俺の勝ちだ
こんな些細な闘いでもロンジンオーナーは負けてはいけないのだ
その時彼女が叫んだ! 『ダメ! 真由男が取って!』
言うが早いか大男がニヤリと笑った
大男の手がゆっくりと伸びた
スーツの袖口から白いシャツが見え
そして白いシャツの袖口から鈍く光るそいつが姿を表したのだ 伝説は50余年前から始まった
暗黒が支配し 焼けるような、いや焼けてしまう熱さと全てを凍らしてしまう冷たさ 二つの顔を持つ過酷な大地
その名も大宇宙に浮かぶ星『ムーン』
我が国では『お月様』と呼ばれる星だ
大男の腕にはムーンに行った伝説の腕時計 その名はムーンウォッチ 大高級ブランド オメガスピードマスターが鎮座していたのだ
ムーンウォッチ様が放つオーラは一瞬にしてそのフロアを覆い尽くした 全ての人がひれ伏した
俺も震える膝を押さえながら頭を下げた
何故だ 何故こんな田舎の旅館に伝説のウォッチがあるんだ
まさかこの辺境の地で誰もが憧れ崇拝する伝説ウォッチがあると思うのだ
世界は広い、
ロンジン様をもってしても勝てない相手がいる ポケットに深々と手を突っ込みロンジンを隠した
俺の話はこれで終わりだ 最後まで付き合ってくれた君に感謝だ
ではまたどこかで アディオス! まあこれに懲りたら
次からはシャルルホーゲルを買うことだな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています