チューブ内のパッキンの素材ですか、いやあ考えたこともなかったです(;^_^
まるっきり劣化していてわからないですね。

集めている側の意見もいろいろあるとは思うのですが、
おそらく最も多いパターンとしては
・ダイヤル、ケース、針、ムーブメントのオリジナリティにはこだわる
・風防、パッキン類は消耗品なのでこだわらない
・竜頭は半々(私はこだわらない派ですがオリジナルだと嬉しいには嬉しい)
といったところではないでしょうか。
あくまでも一般レベルの収集家で、オールドロンジンやオメガなどの特殊でないモデル(博物館級は除く)、
また極端な高額ブランドではないことが条件ですが。
例えば今回お迷いのチューブパッキンで防水性を少しでも復活させる、は、
日常使いしてますので私なら喜びますよ。
いろいろ気遣いのある整備士さんだなあとうれしくなる感じだと思います。

青い巻上ひげは見ているだけで嬉しくなるのでこの辺は自己満足ですけど、
機械式時計の歴史の中で、「その時代の全力」の片りんが見たいなというのはあるのですよね。
だから平ひげの時代の平ひげはそれほど気にならないですけど
(例えばスムーステンワの時代の平ひげはあまり気になりませんが)
30年代40年代だと、どちらかというと巻上ひげ探すぞ、と思いますね。
また平ひげの時代になんらかの特別な理由で巻き上げてたりすると「うわ!」となるというのはあります(笑)
その場合は理由が欲しくてやっぱり何らかの任務をおっていたりすると嬉しいです。

機械として最高なのは当然今かなり高額で売られている機械なのだと思うのですが、
ヴィンテージが好きな人は少し違うところを見ていると思うんですよ。
「その時代の全力」が面白い、すべてが最高でなくても、片りんでもいいんですね。
だからロンジン手巻やオメガ自動巻、インターだゼニスだルクルトだ、
ロレックスのバブルバックだとか(最近は判断が難しく人気は落ちたかもしれませんが)、
クロノグラフ特にロンクロなんかが人気があるんだと思います。
雲上は無理だってだけなんですが(笑)